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キャリアコーチングはいらない?意味ない?どんな人が受けるべきか専門家に聞いてみた

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キャリアコーチングはいらない?意味ない?どんな人が受けるべきか専門家に聞いてみた

キャリアコーチングについて調べていると「受けて良かった」「人生変わった」という良い口コミがある一方で、「いらない」「意味ない」という悪い口コミも見かけることがあるかと思います。

本記事では「キャリアコーチングっている?いらない?」というところから、キャリアコーチングのメリット、デメリット、どんな人におすすめかを、現在ポジウィル株式会社でキャリアカウンセラーとして活躍されているキャリアの専門家に徹底的に解説していただきました。

キャリアコーチングの必要性に関して詳しく知りたい、もっと理解を深めたいと言う方は参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。 無料体験に申し込む

目次
  1. 結論:「意味ある・意味ない」は、受ける前にほぼ決まっている
  2. 「意味ない・いらない」と言われてしまうのは、なぜ?
  3. 受ける側の期待とのズレから生まれるもの
  4. 提供する側の問題から生まれるもの
  5. あなたのモヤモヤは、そもそもコーチングで解ける種類のものか?
  6. 情報不足型 ―「知れば動けそう」なら、まだ受けなくて大丈夫
  7. 環境要因型 ―「今の職場さえ変われば」なら、順番が大切
  8. 自己理解不足型 ―「で、自分は何がしたいんだっけ」で止まってしまう
  9. 堂々巡り型 ―「薄々わかっているのに、動けない・言葉にできない」
  10. やりたいことは、足していくと迷子になる ― 引き算で見つける自己分析
  11. ステップ1 充実していた瞬間を3つ書き出す
  12. ステップ2 すり減っていた瞬間も3つ書き出す
  13. ステップ3 両方を見比べて共通していることを探す
  14. ここまでは一人でできる。では、どこで詰まるのか
  15. 自分の盲点は、自分では見えない
  16. 「これで合ってる?」の確信が、一人だと持てない
  17. 決めた軸を、一人だと揺れずに実行し切るのが難しい
  18. 「意味なかった」人と「受けてよかった」人は、どこで分かれるのか
  19. あなたは今、受けるべき?受けないべき?
  20. 今は受けないほうがいい人
  21. 受ける価値が高い人
  22. 「意味なかった」を避ける、サービスの選び方
  23. 避けたほうがいい業者のサイン
  24. 無料カウンセリングは、見極めの場として使う
  25. 転職エージェントとの違いも知っておく
  26. キャリアコーチングがいらない?意味ない?と悩んでいる人にメッセージ!

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結論:「意味ある・意味ない」は、受ける前にほぼ決まっている

笹内1

ーキャリアコーチングについて調べていると「いらない」とか「意味ない」って言葉を目にすることもあるんですが、キャリアコーチングって必要なんですかね?

正直にお答えすると、意味がある人と意味がない人に、はっきり分かれます。「みんなに効きますよ」とも、「あんなの意味ないですよ」とも言えないんです。

ーどちらか一方ではない、と。

そうなんです。よくある記事だと「意味ないというのは誤解です、本当は必要なんです」と書かれていることが多いんですが、そこには少し違和感があって。

実際に「受けてよかった」という方も、「正直、意味がなかった」という方も、どちらもいらっしゃいますから。その両方が事実なんですよね。

ー では、その「意味がある・ない」は、何で決まるんでしょうか?

大きく2つです。ひとつは、受ける前の受講生自身の状態。もうひとつは、どのサービス・どのコーチを選ぶか。この2つで、正直ほぼ決まってしまうんです。

逆に言うと、受けてみないと分からない、というものではないんですよ。ここがすごく大事なところですね。

ー 受ける前に、ある程度は見分けられると。

はい。数十万円をかけて「やってみて、合いませんでした」では、あまりにもったいないですよね。

だから本当は、申し込む前に「自分にとって意味があるものになりそうか」を見極めてほしいんです。

ー その見極め方を、今日は教えていただけるということですね。

教える、というよりこの記事の中で、実際に一緒にやってみましょう。

読み進めながら少し手を動かしてもらうと、「あ、自分はまだ一人でいけそうだな」とか「これは一人だと厳しいな」というのが、ご自身で分かるようにお話ししていきます。

「意味ない・いらない」と言われてしまうのは、なぜ?

笹内5

ー では、そもそもなぜ「キャリアコーチングは意味ない」「いらない」と言われてしまうんでしょう。

理由は、大きく2種類に分けられると思っています。ひとつは受ける側の期待とのズレから生まれるもの。

もうひとつは、あまり他では言われないんですが、サービスを提供する側の問題から生まれるものです。一つずつ解説していきますね。

受ける側の期待とのズレから生まれるもの

ー まず、受ける側の期待とのズレというのは?

「思っていたのと違った」というやつですね。代表的なのは3つです。

ひとつめは、すぐに答えが出ると思っていたパターン。コーチングは、対話を重ねながら少しずつ自分の内側を整理していくものなので、どうしても時間がかかるんです。

「一回受ければスッキリするだろう」と期待して受けると、「思ったより時間がかかる」「即効性がない」と感じて、意味がなかった、となりやすい。

ー たしかに、すぐ解決するイメージを持っている人は多そうです。

多いですね。ふたつめが、それに近いんですが、「正解を教えてもらえる」と思っていたパターン。これがいちばん多いかもしれません。

コーチングは、こちらから「あなたはこの会社に行くべきです」と答えを渡すものではなくて、対話を通じてご本人の中から答えを引き出していくものなんです。

だから「教えてくれると思ったのに、質問ばかりされた」と感じると、ズレが生まれてしまう。

ー 答えをもらいに行った人ほど、肩透かしに感じてしまう。

そうなんです。ここは本当に、事前に知っておいてほしいところですね。そして3つめが、短い期間だけで判断してしまうパターン。

コーチングは、ある程度の期間を通して少しずつ変化が出てくるものなので、一、二回で「変わらないな」と切り上げてしまうと、効果を感じる前に終わってしまうんです。

ただ、これだけだと「じゃあ結局、受ける側の問題なんでしょ」という話になってしまう。でも、それだけじゃないと思っているんです。

提供する側の問題から生まれるもの

ー というと、提供する側にも原因がある、と。具体的には、どういうことでしょう。

いくつかあります。まず、コーチによって力量に差があること。キャリアコーチングって、実は誰でも名乗れてしまう部分があるんです。

しっかりした研修や体系を持っている会社もあれば、そうでないところもある。経験の浅いコーチに当たってしまえば、当然「意味がなかった」と感じやすくなります。

これは受ける側のせいではなく、完全に提供側の問題ですよね。

ー たしかに、それは選ぶ側からは見えにくいですね。

そうなんです。それから、その場で高額な契約を迫るような勧誘をするところも、残念ながらあります。

無料相談のつもりで行ったら、その日のうちに数十万円の契約を急かされた、という話も聞きます。

そういう体験をすれば、「キャリアコーチングって怪しい、いらない」と感じるのは当たり前だと思うんです。

ー それは「意味ない」と言いたくもなりますね。

なりますよね。あとは、成果を保証できないのに、料金だけは高いという構造的な問題もあります。

コーチングは形のないサービスなので、どうしても「これだけ払って、何が得られるのか」が見えにくい。

ここは提供する側が、もっと誠実に説明しないといけないところだと思っています。

ー こうして聞くと、「意味ない」と言われる背景には、両方の要因があるんですね。

そうなんです。だから、「あなたの受け方が悪いんですよ」で片付けるのは違うと思っていて。

受ける側が気をつけるべきことと、提供側を見極めるべきこと、その両方を知っておくことで、「意味なかった」を避けられる確率がぐっと上がるんです。

あなたのモヤモヤは、そもそもコーチングで解ける種類のものか?

笹内3

ー読者の方が一番知りたいのは「じゃあ自分の場合はどうなんだろう?」というところだと思うんです。それって、受ける前にある程度分かるものなんでしょうか?

かなりの部分は分かると思いますよ。むしろ、「意味なかった」とおっしゃる方の多くは、コーチングでは解きにくい種類のモヤモヤを持ち込んでしまっていることが多いんですよね。

悩みの種類とサービスが噛み合っていない、というか。なので、まずはご自分のモヤモヤがどのタイプに近いのかを整理してみるのがおすすめです。

情報不足型 ―「知れば動けそう」なら、まだ受けなくて大丈夫

こんな方は、このタイプに近いかもしれません。

  • 迷いの中身が「A社とB社どっちがいいか」「あの業界って実際どうなんだろう」といった外側の情報に集まっている

  • その仕事の実態や年収、キャリアの道筋さえ分かれば、たぶん自分で決められそうな気がする

このタイプの方には、正直にお伝えしますね。今すぐコーチングを受ける必要は、おそらくないです。

口コミサイトを見たり、無料の転職エージェントに相談したり、その仕事をしている人に直接聞いてみたり。それだけでかなりの部分が解決することが多いんです。

ここに数十万円をかけるのは、いちばん「もったいなかった」となりやすいパターンかなと。まずは無料でできる手段を使い切ってみてください。

環境要因型 ―「今の職場さえ変われば」なら、順番が大切

  • 「上司が」「残業が」「人間関係が」——この辺りさえ変われば、モヤモヤは消えそうな気がする

  • 最近、眠れない・朝起きるのがつらい・理由もなく涙が出る、といった心身のサインがある

これは、キャリアの方向性の悩みというより、今いる環境の悩みに近いかもしれません。方向性を掘り下げるコーチングとは、少し噛み合いにくいところがあります。

前者なら、転職エージェントや社内での異動を先に考えてみるのがいいと思います。そして後者、もし心身のサインが出ているなら、キャリアの話よりも、まずは休むことや専門家に頼ることを何よりも優先してほしいんです。

ここは順番を大事にしてほしいところです。

自己理解不足型 ―「で、自分は何がしたいんだっけ」で止まってしまう

  • 情報は集めた。でも「結局、自分はどうしたいのか」でいつも止まってしまう

  • 強みを聞かれても、人と比べて特別なものが思い浮かばない

このあたりから、コーチングが力になれる領域に入ってきます。ただ、このタイプの方は、入り口までなら一人でも進めるんですよ。

実際、次の章でその作業を一緒にやってみます。半分くらいは自力でいけると思います。

ぶつかりやすいのは、途中で自分では気づけない盲点に出会うところ。そこは後半で詳しくお話ししますね。

堂々巡り型 ―「薄々わかっているのに、動けない・言葉にできない」

  • 頭では答えが見えている気がするのに、なかなか決めきれない、動けない

  • 人に話そうとしても、うまく言葉にならなくて「なんか違うな」で終わってしまう

  • 同じ悩みを、半年以上、同じところでぐるぐる考えている

これが、一人だといちばん抜け出しにくいタイプかもしれません。堂々巡りって、頭が悪いからでも、意志が弱いからでもないんです。

自分の考えの外側には、自力ではなかなか出られない。だから起きるんですよね。

ここは実は、コーチングがいちばんお役に立てる領域でもあります。

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やりたいことは、足していくと迷子になる ― 引き算で見つける自己分析

笹内1

ここでやるのは、コーチングの現場でも最初のほうに扱う「自己分析」の入り口の部分です。せっかくなので、読みながら実際に考えてみてほしいんです。

スマホのメモでも、紙でも構いません。それだけでも、けっこう景色が変わると思いますよ。

ステップ1 充実していた瞬間を3つ書き出す

仕事でもプライベートでも構いません。「あの時は時間を忘れていたな」「地味だけど、満たされていたな」という瞬間を、3つ思い出してみてください。

大きな成功体験じゃなくて大丈夫です。むしろ、人に自慢するほどではない、でも自分は好きだったくらいの出来事のほうが、本音が出やすいんです。

ステップ2 すり減っていた瞬間も3つ書き出す

今度は逆です。「これをやっている時間はしんどかった」「なんだか自分をすり減らしている気がした」という瞬間を3つ。

ここが引き算のいちばん大事なところで、やりたいことは思い浮かばなくても、嫌だったことなら意外とスラスラ出てくる方が多いんですよ。

ー たしかに、嫌だったことのほうが具体的に浮かびますね。

そうなんです。人は、満たされていた瞬間より、すり減った瞬間のほうをはっきり覚えているものなので。まずはそこを手がかりにするほうが、ずっと楽なんです。

ステップ3 両方を見比べて共通していることを探す

書き出した6つの瞬間を、並べて眺めてみてください。充実していた3つに共通していることは何か。すり減っていた3つに共通していることは何か。

たとえば、充実していた瞬間がぜんぶ「誰かと一緒に何かを作っていた」時で、すり減っていた瞬間がぜんぶ「一人で黙々と数字を追っていた」時だった、とか。

そうやって並べると、「自分は何をするかよりどういう状況にいるかで元気が決まるのかもしれない」といった、自分なりの軸がぼんやり見えてくるはずです。

ー なるほど、職種そのものより、その周りの条件が見えてくる感じですね。

そうなんです。そしてここが大事なんですが、この軸は「職種名」では出てこないんですよ。

「営業がしたい」ではなくて、「人と関わりながら、手応えを実感できる状況にいたい」みたいな、もっと手前にある条件のほうが、その人の本音に近い。

ここが見えてくると、求人票の見え方が変わってきます。「職種」で選んでいたのが、「自分が元気でいられる条件を満たすか」で選べるようになる。

迷子から、少し抜け出せるんです。

自己分析のやり方については、以下の記事でも紹介しています。

「自己分析ができない…」うまくいかない人におすすめな自己分析のやり方とは?

自己分析はなぜ必要?何をする?何から始めるべき?キャリアの専門家が徹底解説!

ここまでは一人でできる。では、どこで詰まるのか

さっきの自己分析、あそこまでは本当にお一人でできるんです。だから「コーチングを受けないと何も分からない」なんてことは全然なくて。

むしろ、まずは自分でやってみてほしい。そのうえで、多くの人が共通してぶつかる壁が3つあります。

この3つは、頑張りや根性の問題ではなくて、一人であるという構造そのものから生まれる壁なんですよね。

自分の盲点は、自分では見えない

ー 盲点、ですか。

はい。さっきの引き算の自己分析で、充実していた瞬間の共通項を探しましたよね。あれ、自分にとって当たり前になっていることほど、共通項として気づけないんです。

ー どういうことでしょう?

たとえば、その人にとってはごく自然にやっていることが、実は他の人にはなかなかできない強みだった、みたいなことがよくあるんです。

でも本人からすると「こんなの誰でもやってるでしょ」と思っているから、書き出しの候補にすら挙がらない。

自分の目は、自分の顔を直接見られないのと一緒で、いちばん大事な部分ほど自分では見えにくいんですよね。

ここは、外から見てくれる人がいて初めて「それ、当たり前じゃないですよ」と気づける部分なんです。

「これで合ってる?」の確信が、一人だと持てない

ー さっきのワークでも「これで合っているのかな」という話がありましたね。

そうなんです。軸らしきものは見えてきた。でも「本当にこれでいいのか」の確信が持てない。この状態、すごく多いんです。

そして厄介なのが、確信が持てないと、人は動けないということ。せっかく方向性が見えても、「いや、もっと考えてから」「まだ情報が足りない気がする」と、また足し算の迷子に逆戻りしてしまう。

ー 確信が持てないから、また調べ始めてしまう。

まさにそのループです。ここは、自分の中だけで何度考えても抜け出しにくいところで。「その方向で合っていると思いますよ」と、根拠を持って言ってくれる第三者がいるかどうかで、動き出せるかが変わってくるんです。

決めた軸を、一人だと揺れずに実行し切るのが難しい

ー 軸が決まったあとにも、壁があるんですか。

ここが一番見落とされがちなんですが、実はいちばん大きいかもしれません。

仮に軸が決まって、「よし、この方向でいこう」と思えたとしますよね。でも、いざ動き出すと、必ず揺れるんです。

求人を見て不安になったり、周りの人に「その選択どうなの」と言われたり、面接で一度落ちただけで「やっぱり自分には無理かも」となったり。

ー たしかに、一度決めても揺れそうです。

揺れるのが普通なんです。そして一人だと、その揺れた時に、自分に都合よく解釈して、結局もとの場所に戻ってしまう。

「やっぱり今のままでいいか」って。半年前と同じ悩みをまた繰り返す。堂々巡り型の方が抜け出しにくいのは、まさにここなんですよね。

決めることそのものより、決めた軸を揺れながらも実行し切るところに、伴走の本当の意味があるんです。

ー なるほど。こうして聞くと、コーチングが必要な場面がかなり具体的に見えてきますね。

そうなんです。だからこそ最初に「自分でやれるところまではやってみて」とお伝えしているんです。

自分でやってみて、この3つの壁のどれかに「あ、これ自分のことだ」と思ったなら、そこが、一人の限界で、誰かと一緒にやる意味が出てくる場所なんです。

逆に、ここまで読んで「壁、自分は大丈夫そうだな」と思えたなら、その方はきっと一人で進めていけます。それはそれで、すごくいいことなんですよ。

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「意味なかった」人と「受けてよかった」人は、どこで分かれるのか

ー 実際に「意味がなかった」と感じた方の口コミを見ていきます。

用意した2つの質問には触れられないまま終わり、「深くは話したくない」と伝えたことを何度も掘り下げられた。

終盤には「転職に迷う時点で自己肯定感が低い」と決めつけられ、提案は何もなかった。

引用:Google口コミ

これは受けた方ではなく、完全に担当側の問題ですよね。

相槌が数パターンしかなく、45分ほぼ自分の言葉を繰り返されるだけで、否定的な言葉が多く苦痛だった。

引用:Google口コミ

これもおっしゃる通りです。相槌を打って言葉を繰り返すのは、傾聴とは呼べません。この方が「意味なかった」と感じたのは当然です。

先ほど、原因の半分は提供側にあると言いましたが、この2件はまさにそれですね。受けた方の努力不足ではなく、コーチの経験や相性の問題なんです。

ー では、同じサービスでも「受けてよかった」という人がいるのはなぜでしょう。

多くのご相談を見てきて、両者を分けるのは2つだと感じています。

ひとつは、持ち込んだ悩みが、そもそもコーチングで解ける種類だったか。もうひとつは、相性の合う相手に出会えたか。

さっきの2件は、後者でつまずいた例ですね。受けてよかったという方は、この2つが揃っていることがほとんどなんです。

ー つまり「意味なかった」の多くは、本人ではなく組み合わせの問題だと。

そうなんです。だから、合わないと感じたら我慢して受け続けないでほしい。担当を変える、別の会社の無料カウンセリングも受けてみる。

それは「意味なかった」を避けるために必要なことで、一社だけで「キャリアコーチング=いらない」と結論づけるのは、もったいないんです。

ー 相手を変えれば、結果も変わりうると。

はい。変えても合わないなら、それは「今の自分には必要ない」というひとつの答えで、それでいいんです。大事なのは、一回のハズレで全部を諦めないこと。

その当たり外れを減らすために、自分の悩みはそもそもどの種類かを確かめていきましょう。

あなたは今、受けるべき?受けないべき?

ここまでで、自分の悩みの種類や、一人だと詰まる壁が見えてきたと思います。

ここからは、改めて、今すぐ受けたほうがいい人と今は受けなくていい人を整理していきます。

今は受けないほうがいい人

まず、今は受けなくていいと思う方から。

  • 今すぐ求人を紹介してほしい人……これは無料の転職エージェントの領域です。コーチングにその役割を求めると、まず噛み合いません。

  • 転職に明確な締切があって、とにかく急いでいる人……コーチングは時間をかけて効いてくるものなので、即効性を求める場面には向きません。

  • 数十万円が、今の生活を圧迫してしまう人……無理をして払うものではないです。まずは無料・低額の手段から始めて、それでも足りない時に検討すれば十分間に合います。

  • 心身が限界に近い人……眠れない、朝がつらいといったサインがあるなら、キャリアより先に、休むことや専門家に頼ることを優先してください。

ー この方たちは、コーチングそのものが不要ということでしょうか。

いえ、「今は」というだけです。順番の問題なんです。先に無料の手段や休養を挟んだほうが、結果的にうまくいく。だから今じゃない、というだけなんですね。

受ける価値が高い人

一方で、受ける価値が高いのはこういう方です。

  • 強みややりたいことが、自分ではどうしても言葉にならない人

  • 5年後、10年後をイメージしたいのに、一人だと描けない人

  • 転職を前提にせず、まずキャリアそのものを棚卸ししたい人

そして何より——さっきの「一人だと詰まる壁」を読んで、「あ、これ自分のことだ」と思った人。ここが一番大きいです。

自分でやれるところまでやってみて、それでも盲点や確信の持てなさ、揺り戻しにぶつかった。その方には、伴走する意味がはっきりあります。

「意味なかった」を避ける、サービスの選び方

笹内5

ー では実際に選ぶとき、どこを見ればいいんでしょう。特に、提供側の当たり外れを避けるには。

大事なのは3つです。避けるべきサインを知ること、無料カウンセリングを正しく使うこと、そして転職エージェントとの違いを分かっておくことですね。

避けたほうがいい業者のサイン

こういうところは、慎重になったほうがいいです。

  • その場で契約を迫ってくる……無料相談のはずが、その日のうちに高額契約を急かす。冷静に考える時間をくれないところは危険です。

  • 成果を断言する……「必ず年収が上がる」「絶対に変われる」と言い切るところ。形のないサービスで成果を保証するのは、本来できないはずなんです。

  • 料金体系が不透明……総額や追加費用がはっきり説明されない。ここが曖昧なところは避けたほうが無難です。

無料カウンセリングは、見極めの場として使う

ー 無料カウンセリングは、どう使うのがいいですか。

1社で決めないこと。これに尽きます。無料なんですから、2〜3社受けて比べてほしいんです。

さっきの口コミの方も、もし複数受けていれば「この人は合わないな」と相対的に判断できたかもしれない。

比べる時の観点は、「この人になら安心して本音を話せそうか」「自分の悩みをちゃんと聞いてくれるか」。相性は、実際に話してみて初めて分かります。

転職エージェントとの違いも知っておく

ー この2つ、混同している人も多そうです。

多いですね。ざっくり言うと、答えや求人を無料でもらいたいなら、転職エージェント。自分の中の軸を時間をかけて一緒に探したいなら、コーチングです。

この2つを取り違えると、まさに「思っていたのと違う=意味ない」になってしまう。

自分がほしいのはどっちなのか、そこを先にはっきりさせておくと、失敗がぐっと減ります。

キャリアコーチングがいらない?意味ない?と悩んでいる人にメッセージ!

笹内3

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