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育休復帰の不安、どう乗り越える?よくある不安と対処法、確認しておきたい流れ

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育休復帰の不安、どう乗り越える?よくある不安と対処法、確認しておきたい流れ

育休からの復帰が近づき、なんとなく不安を感じている。そんな状態ではないでしょうか。結論からお伝えすると、その不安の多くは、コントロールできる対処と、事前の確認で、かなり和らげることができます。

自分だけがうまくやれないのでは、と思うかもしれません。でも、そう感じるのは、あなただけではありません。この記事では、育休復帰前によくある不安を簡潔に整理したうえで、今すぐ取れる対処法と、復帰前後に確認しておきたい流れ・制度を、具体的に解説します。

目次
  1. 育休復帰前に不安を感じるのは、多くの人に共通すること
  2. なぜ不安になるのか|よくある不安
  3. 以前のように働けるか
  4. 頑張りが、数字で見えない焦り
  5. 子・パートナー・職場への罪悪感
  6. 制度や環境への不安
  7. 今すぐできる、不安への対処法
  8. 1. 不安の中身を、コントロールできる・できないに分ける
  9. 2. 「完璧」を目指さない基準を、具体的に決めておく
  10. 3. 頑張りを、自分で記録して可視化する
  11. 4. 罪悪感を、紙に書いて外に出す
  12. 5. 話す相手を、あらかじめ1人決めておく
  13. 6. 復帰後の1日を、時間を入れて書き出す
  14. 復帰前後に確認しておきたい、流れと制度
  15. 復帰の数ヶ月前|情報収集と環境づくり
  16. 復帰の直前|仕事の整理と職場への共有
  17. 復帰直後によくあること
  18. これから妊娠・出産を考えている人へ
  19. それでも、どうしても難しいと感じたら
  20. 一人で抱え込まず、話してみる
  21. まとめ

育休復帰前に不安を感じるのは、多くの人に共通すること

育休復帰前に不安を感じるのは、決して特別なことではありません。厚生労働省の調査でも、出産後に仕事を続ける人は53.8%まで増えている一方、出産を機に退職する人も23.6%います。仕事と育児の両立が、多くの人にとって、現実的に難しい岐路になっているということです。

引用:厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」

大切なのは、その不安をゼロにしようとしないことです。不安を消そうとするほど、かえって不安に意識が向いてしまいます。それよりも、コントロールできることに目を向ける。この記事は、その具体的な方法を、順番にお伝えしていきます。

なぜ不安になるのか|よくある不安

まずは、不安の中身を整理します。自分がどれに近いかを確かめるだけでも、もやもやしていた気持ちが、少し輪郭を持ってきます。

以前のように働けるか

長く現場を離れたぶん、感覚を取り戻せるか、周りについていけるか、という不安です。次のようなことが頭をよぎるなら、この不安に当てはまります。

  • 業務の進め方や、社内のツールを忘れていないか心配になる

  • 休んでいる間に、周りが先に進んでいるように感じる

  • 以前と同じペースで、残業や急な対応ができるか自信がない

厚生労働省のデータによると、女性の育休取得率は84.1%、そのうち9割以上が6か月以上取得しています。長期間、仕事を離れるからこそ、戻れるだろうかという不安は、育休を取る多くの人が感じているものです。

引用:厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」

頑張りが、数字で見えない焦り

仕事は、成果や評価という形で、頑張りが目に見えます。一方、育児は、子どもの体重くらいしか、分かりやすい指標がありません。次のような感覚があるなら、この焦りに当てはまります。

  • 一日中動き続けているのに、何かを達成した実感がない

  • 仕事をしていたころの自分と比べて、価値が下がった気がする

  • 大人と話さない日が続き、社会から切り離されたように感じる

自分が頑張っている実感を得にくく、社会から取り残されているような焦りにつながりやすいのです。

子・パートナー・職場への罪悪感

子どもを預けることへのうしろめたさ、家事や育児を十分にできていないことへのパートナーへの申し訳なさ、そして職場に迷惑をかけているのではという気兼ね。次のような気持ちに、覚えはないでしょうか。

  • 子どもを預けて働くことに、うしろめたさを感じる

  • 家事や育児をパートナーに任せる場面で、申し訳なさが先に立つ

  • 早退や急な欠勤で、職場に迷惑をかけていると感じる

一つひとつは小さな気兼ねでも、いくつも重なると、常に何かに謝っているような感覚になります。

制度や環境への不安

時短勤務や在宅勤務といった制度が、実際にどこまで使えるのか。職場は理解してくれるのか。次のような点が、はっきりしないままになっていないでしょうか。

  • 時短勤務やテレワークを、実際に使っている人が周りに少ない

  • 急に休んだときの、周囲の反応が読めない

  • 復帰後の働き方について、上司とまだ具体的に話せていない

復帰してみないと分からない部分が多く、そこに漠然とした不安が生まれます。

自分がどの不安に近いか、見えてきたでしょうか。ここからは、具体的にどうすればいいかを見ていきます。

今すぐできる、不安への対処法

不安をなくすことはできなくても、コントロールできることに目を向ければ、着実に前に進めます。ここでは、今日から試せる6つの対処法を、具体的なやり方とあわせて紹介します。

1. 不安の中身を、コントロールできる・できないに分ける

まず、頭の中にある不安を、紙やスマホに、思いつくまま書き出してください。5分でかまいません。書けるだけ書いたら、次の2つに仕分けします。

  • 自分の行動で変えられること(例:引き継ぎ資料を作る、時短勤務を申請する、保育園の情報を集める)

  • 自分の行動では変えられないこと(例:子どもが体調を崩すかどうか、職場の反応、社会の空気)

仕分けが終わったら、変えられることのリストから、今日中にできそうな一つだけを選び、実際に手をつけてみてください。たとえば、引き継ぎ資料を作るなら、まず目次だけ作る、でも十分です。変えられないことは、いったん脇に置いてかまいません。悩んでも答えが出ないものは、考える対象から外す、と決めるだけで、頭の中の負荷が減ります。

2. 「完璧」を目指さない基準を、具体的に決めておく

完璧な母、完璧な社員でなくていい、と言われても、具体的にどうすればいいか分からない、という方も多いはずです。おすすめは、あらかじめ、今日はここまでできればOK、というラインを、具体的に決めておくことです。

たとえば、平日の夕食は、品数を増やさず、主菜と汁物だけで良しとする。掃除は、週に1回、目につく場所だけでいい。仕事も、その日必ずやることを3つまでに絞り、それ以外は翌日に回す。

このように、あらかじめ基準を数字や具体例で決めておくと、その場その場で、自分を責めずに判断できるようになります。基準を下げることは、手を抜くことではなく、続けるための工夫です。

3. 頑張りを、自分で記録して可視化する

仕事のように成果が見えないなら、自分で見える形を作ってしまう、という方法があります。やり方はシンプルです。夜、寝る前の1分でいいので、今日できたことを1つだけ、スマホのメモに書き出してください。

子どもを泣かせずに寝かしつけられた、でも、仕事のメールに1本返信できた、でもかまいません。

1週間続けると、7つの、できたことのリストができます。

数字では測れなくても、目に見える記録として積み重なると、自分がちゃんと前に進んでいる、という実感につながります。

復帰後、しばらく感覚が戻らず、実感を得られない時期が続いた、という声もありますが、それでも、積み重ねた日々は確かなものでした。

頑張りが見えにくい時期があっても、それは前に進んでいないという意味ではありません。記録が、それを裏づけてくれます。

4. 罪悪感を、紙に書いて外に出す

罪悪感を抱くこと自体は、悪いことではありません。ただ、頭の中だけで巡らせていると、際限なく大きくなっていきます。おすすめは、誰に対して、何を、申し訳なく感じているのかを、具体的に紙に書き出すことです。

たとえば、子どもを保育園に預けることに申し訳なさを感じる、なら、その隣に、でも、自分が働くことで、子どもに見せられるものもある、と、書けるだけでいいので書き添えてみてください。

無理にポジティブに変換する必要はありません。あらゆる方面に申し訳なさを感じ続けた、と振り返る人もいますが、それだけ真剣に、子どもにも仕事にも向き合っているからこそ生まれる気持ちです。

頭の中でぐるぐるしていたものを、紙の上に出すだけで、感情と少し距離を置けるようになります。

5. 話す相手を、あらかじめ1人決めておく

不安や罪悪感は、一人で抱えていると、どんどん大きくなっていきます。効果的なのは、誰かに話そうと漠然と考えるのではなく、話す相手を、あらかじめ1人、具体的に決めておくことです。パートナー、同じように育休から復帰した先輩、信頼できる友人。誰でもかまいません。

決めたら、週に1回など、話すタイミングも決めてしまうと、実行しやすくなります。話す内容は、解決策を求めなくて大丈夫です。

ただ、今こう感じている、と口に出すだけで、気持ちが整理されていきます。一人で判断せず、周囲の力を借りることは、弱さではなく、うまくいっている人ほど自然にやっていることです。

6. 復帰後の1日を、時間を入れて書き出す

起床から、保育園への送迎、勤務時間、迎え、夕食、寝かしつけまでを、紙に、実際の時間を入れて書き出してみてください。

たとえば、6時半起床、7時朝食、8時登園、9時から17時勤務、18時お迎え、19時夕食、20時お風呂、21時就寝、というように、仮でかまわないので、具体的な時刻で埋めてみてください。

書き出すと、どこにゆとりがなさそうか、どこでパートナーの協力が必要になりそうかが、目で見て分かります。頭の中だけで考えるより、紙に書き出したほうが、見通しははるかに立てやすくなるのです。

対処法とあわせて、復帰前後に確認しておきたい、具体的な流れや制度もあります。

復帰前後に確認しておきたい、流れと制度

不安を和らげるもう一つの方法は、あらかじめ流れを知っておくことです。復帰の数ヶ月前、直前、直後の3段階に分けて、確認しておきたいことを整理します。

復帰の数ヶ月前|情報収集と環境づくり

保育園の情報収集と申し込みから始めます。自治体によって、入園のスケジュールや選考基準、認可・認可外の違いが異なるため、早めに確認しておきます。申し込みから内定まで、数ヶ月かかる地域もあるので、逆算して動くことが大切です。

あわせて、慣らし保育のスケジュールも把握しておきましょう。多くの保育園では、入園直後、数日から2週間ほどかけて、預かり時間を少しずつ延ばしていきます。

この期間は、フルタイムで働き始められないことが多いため、復帰日を慣らし保育の分だけ後ろ倒しにする、有給休暇を使う、といった調整を検討しておくと安心です。

会社の制度も確認しておきます。時短勤務は、原則として3歳未満の子どもがいる場合に請求できる、法律で定められた制度です。

ほかにも、子どもの病気やけがの際に使える看護休暇、テレワークやフレックスの可否など、自社の制度を人事や上司に確認しておきます。

そして、パートナーとの分担も、復帰前に話し合っておきます。送迎はどちらが担当するか、体調不良のときはどうするか、家事はどう分けるか。どちらも対応できない日にどうするかまで、具体的に決めておくと、当日になって慌てずにすみます。

復帰の直前|仕事の整理と職場への共有

育休前に引き継いだ業務が、育休中にどう進んだかを確認します。担当者が変わっていることもあるため、事前に情報を共有してもらえると、復帰初日の負担が減ります。

今後の働き方も、職場に前もって伝えておきましょう。時短勤務の時間帯、急な早退や欠勤が起こりうること、対応できる業務の範囲などを、上司や同僚に伝えておきます。

妊娠前から、働き方についてあらかじめ周囲と話しておいたことが、後の安心につながった、という声もあります。早めに共有しておくほど、いざというときにお互い動きやすくなります。

そして、1日のスケジュールを、仮でシミュレーションしておきます。先ほどの対処法でも触れたとおり、見通しを立てておくことが、当日の不安を減らします。

復帰直後によくあること

感覚が戻るまで、時間がかかることがあります。仕事の勘やペースが戻るまで、数週間から数ヶ月かかるのは珍しくありません。焦らず、少しずつ慣らしていくものだと捉えておいてください。

子どもの体調不良で、予定が崩れやすいことも、あらかじめ知っておきましょう。入園直後は、集団生活に体が慣れておらず、発熱や感染症を繰り返しやすい時期です。

仕事の予定に余白を持たせておく、看護休暇や病児保育の預け先を調べておく、といった備えが役立ちます。

引用:厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」

なお、育休制度の利用を希望していても、実際には利用できなかった人が37.5%いる、というデータもあります。

希望する働き方が、そのまま叶うとは限りません。だからこそ、早めに確認し、必要なら交渉しておくことが、当日の混乱を減らします。

あらかじめ流れを知っておくと、実際に何かが起きたときも、想定内として受け止めやすくなります。

これから妊娠・出産を考えている人へ

もし、今はまだ育休前で、これから妊娠や出産を考えている段階なら、一つお伝えしたいことがあります。

妊娠や出産の前から、仕事内容や、職場の人間関係を大切にしておくと、復帰後の両立がしやすくなります。

自分に合った仕事で、成果を出せていると感じられていれば、人間関係も自然についてきますし、いざというとき、周囲に頼りやすくなるからです。

そして、不安なことは、一人で抱え込まず、早いうちから、信頼できる人に話しておくことをおすすめします。

妊娠前から、上司に率直に相談し、働き方の見通しを共有してもらえたことで、安心して次の一歩を選べた、という声もあります。早めに話しておくことは、将来の自分を助けることにつながります。

それでも、どうしても難しいと感じたら

ここまでの対処や準備を重ねても、それでもしんどさが続くことはあります。今の環境での両立が難しいと感じるなら、部署異動や働き方の相談、場合によっては転職も、選択肢の一つです。無理に今の場所にとどまり続ける必要はありません。

なお、気分の落ち込みが続く、涙が止まらない、眠れない、といった状態が続くときは、無理をしないでください。産後うつは、決して珍しいことではなく、放っておくと、心身に大きな負担がかかります。

そうした状態が疑われるときは、記事を読んで対処しようとせず、医療機関や、地域の専門相談窓口に相談してください。

一人で抱え込まず、話してみる

ここまで、対処法と、確認しておきたい流れを紹介してきました。それでも、これを一人で抱えながら進めるのは、大変なことです。誰かに話すだけで、頭の中が整理されていくこともあります。

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まとめ

  • 育休復帰の不安は、多くの人が経験する自然な反応

  • 不安の中身を分けて、コントロールできることから対処する

  • 復帰前後に確認しておきたい流れ・制度を、事前に押さえておく

  • 完璧でなくていい。頑張りは消えていない。罪悪感を抱くのも、悪いことではない

  • それでも難しいときは、環境を変える選択肢もある。心身がつらいときは、専門機関へ

  • 一人で抱え込まず、話してみることから

育休復帰の不安は、あなた一人が特別に感じているものではありません。できることから、少しずつ整えていけば、大丈夫です。一人で抱え込まず、頼れるところは頼りながら、自分のペースで進んでいってください。

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