大手からベンチャーに転職したデザイナー。仕事の社会的意義と個人としての成長、両方追い求めるために選んだ道

女性 30〜34歳 専門職 今後のキャリア/人生の軸を決めたい
ポストする シェアする LINEで送る noteに書く
大手からベンチャーに転職したデザイナー。仕事の社会的意義と個人としての成長、両方追い求めるために選んだ道
目次
  1. 仕事に意味と意義を見出せなかった日々
  2. 流されるままの転職活動
  3. カウンセリングで受講を決意
  4. 人生の棚卸で見えてきたもの
  5. 意義を感じられる会社との出会い
  6. トレーニングを終えての変化とは
  7. ポジウィルキャリアの魅力について

大手企業のデザイナーとして働きながら、仕事の意味や意義を感じ切れず、何年も悩み続けていた加藤美帆さん。退職後も目標を持たず、受け身の転職活動をしていた彼女は、ポジウィルキャリアとの出会いによって自分の軸を見出しました。現在はその軸に合った会社で、デザインを超えた部分にまで影響を与えられるデザイナーを目指して羽ばたき始めた加藤さんに、転職を成功させた経緯について伺いました。

仕事に意味と意義を見出せなかった日々

前職でのお仕事について教えてください。

大学を卒業後、大手消費材メーカーに入社して、デザイナーとして働いていました。在籍期間は8年間です。その会社を退職した後、ポジウィルキャリアのプランを受講しました。

最初の会社を選んだとき、ご自身の中に何か軸はあったのですか?

明確な軸は決めていませんでした。自社製品やサービスがある会社で、インハウスのデザインをしたいという方向性だけを決めて、就職活動をしていたんです。内定をもらったときは、長く安定して働ける大企業というイメージから入社を決めました。

8年間働いた中で、お仕事自体はいかがでしたか?

最初は新しいことや知らないことを吸収して、成長していく実感がありました。しかし、入社5年目の頃から、それがなくなってしまったんです。そのことに悩みつつ、何も行動を起こさない時間が長く続きました。

今になって振り返ると、仕事に意味や意義を見出していなかったことが原因だと思います。少しずつ無理を重ねて、自分を奮い立たせていたのかもしれません。大企業だからこその、ダイナミックな仕事も任せられていましたが、仕事が大きい分、ここに貢献したという手応えは感じにくかったと思います。

流されるままの転職活動

kato 07

どのようなプロセスで、退職という結論に至ったのでしょう。

現状で力を発揮できない自分にフラストレーションが溜まりましたし、周りにも悪影響を与えてしまうと思いました。在職中に転職活動もしてみましたが、自分に軸がなく、決め手に欠けているという感じだったんです。それならいったん仕事を辞めて、自分がどの方向を目指していくのか、時間を取って考えようと決めました。

受講前にしていた転職活動はいかがでしたか?

特に目標を決めず、エージェントに紹介されるままに会社を受けていました。しかし、何か違うと思いながらやっていたせいか、上手くいかなかったんです。内定をいただいた会社もありましたが、まだ入社を決断する材料も自己分析も不十分な状態で、きっとまた転職するか後悔することになるだろうと感じ、入社を見送ってしまいました。

カウンセリングで受講を決意

kato 05

実際に無料カウンセリングを受けたのは、どのタイミングでしたか?

実はSNSで、トレーナーさんの投稿を拝見したことがあったんです。勇気づけられる言葉がたくさんあったので、この方に相談をしたら前に進めそうだと思っていました。

その後退職し、就職活動をしていて誰かに伴走して欲しいと考えたとき、最初にポジウィルさんが浮かびました。そこで無料カウンセリングを受けることにしたんです。

自分の悩みや方向性が漠然としていたので受ける前は不安もありましたが、カウンセリングの中で、「就職活動の軸と目標を含めて、一緒に作っていきましょう」と言っていただけたんです。その言葉をとても心強く感じました。

決して安くはない料金ですが、その点に抵抗感はありませんでしたか?

金額の大きさが、むしろ自分自身を律してくれると考えたんです。転職先を決めるときにも、その金額が良い意味でのプレッシャーになるだろうと、思い切って申し込むことができました。

人生の棚卸で見えてきたもの

kato 09

トレーニングの中で印象に残っているワークや、トレーナーとの関わりはありますか?

人生理解という、幼少期から今までを振り返るワークです。当時の私は、自分の人生や経歴に、あまり自信がありませんでした。しかし、トレーナーさんは「本当に頑張って来られたんですね」とおっしゃってくれたんです。一緒に振り返って来た方に頑張ったねと認めてもらえたことが、自分自身を改革する最初のきっかけになりました。

受講前は、自己分析をやり切っていなかったとのことですが、トレーニングではどうでしたか?

トレーニングでの自己分析は、ネガティブな面も含めて、人生をすべて棚卸するということでした。それを通して、自分の思考の癖や大事な価値観が見えてきたんです。無理に強みを探そうとしていた、自己流の自己分析とはまったく違っていました。

ワークを通して、前職での不満や課題の整理、また新しい軸づくりはできましたか?

はい、前職は広告など、基本的には短期課題を解決する仕事だったので、商品を使うお客さんの顔も見えにくく、私にとっては意味や意義を感じ切れていなかったのだと気付きました。それが最大の不満であり、悩みの根源だったんです。ワークでも「何のためか、誰のためか」という実感を得やすい課題に取り組んだときが、もっとも意義を感じられました。反対に意義を感じやすいと思えるのは、課題そのものに長期的に向き合えて、且つ長期に渡って影響が及ぶような、ブランディングなどの仕事かなと思います。

更に、会社の事業やサービスに社会的な意義を感じられるかどうかが、もっとも大切な軸だと気付きました。また次点としては、デザイナーとしてのスキルアップができそうか否か。この2つを軸として、やりがいを感じたプラスの経験と、不満があったマイナスの経験を整理しながら導き出すことができました。

意義を感じられる会社との出会い

kato 01

転職活動を進める中で、どのように業界や職種、企業を選定していったのでしょう。

それまで経験がなかった商品やサービスの業界を、幅広く見ていました。職種は引き続き、インハウスのデザイナーです。大企業でなくても、自分の希望は叶えられると考えていたので、会社の規模にはこだわりませんでした。

ご自身にとっての意義や、社会的なところはいかがでしたか?

取り扱う製品やサービスに、納得性を持てれば良いと思っていました。その感覚を基準に会社を見て、実際に10社ほど受けたんです。最初に内定が出たベンチャー企業に入社を決めたので、他は辞退してしまいましたが。

そのベンチャー企業を選んだ決め手は、どういうところにあったのでしょう。

意義を感じられるという軸が、はっきりと見えたことです。この時点ではもう、自分の軸に合うかどうか、自分自身で判断できるようになっていました。前の会社の規模とはギャップがありましたが、社員の方々と面接や選考で接するうちに、ここならあまり気にせず働けるなと直感的に思いました。並行して受けた会社と比べても、私が働く場所はここだと確信できたので、入社を決めました。

どのような形で入社したのですか?

2人目のデザイナーという立場での入社でした。その会社は、商品をたくさんリリースするために、もうひとりデザイナーを募集していたんです。事業が成長している段階だからこそ、ここで携わるのは楽しそうだなと思いました。自分の意志が反映されそうな環境だったことも、決断した理由のひとつです。

トレーニングを終えての変化とは

kato 03

当時の転職活動は、受講前と比べて、どんな違いがありましたか?

「自分も選ぶ側であり、その会社が自分の軸に合っているか、自分で見て決めていい」という感覚を持てたことが大きな違いです。トレーニングを受ける以前は、自分が選ばれるのをただ待つだけの、受け身な活動でした。

成功要因としては、やはり徹底的に自己分析をしたことにあったかと思います。その結果、自分のキャリアに自信を持ち、企業に対して臆さなくなりました。

大手企業を辞めて、新たなスタートを決めるにあたり、モチベーションとして大きかったものは何でしょうか。

お客さんの顔が見えにくく、自分の仕事に手応えを感じられないという、もともとの悩みを解消することでした。転職先はよりコンパクトな組織で、ビジネスの全貌が見やすく、仕事に意味付けをしやすい環境です。そこに身を置くのは、自分にとって良い事だと思ったので、決断することができました。

現状に疑問を感じつつ、大手企業に在籍し続けている方もたくさんいます。その方たちが別な道に踏み出すには、何が必要だと思いますか?

自分が心身ともに健康で、力を発揮できる状態を、貪欲に求めていくことだと思います。安定したところから飛び出すには、恐怖心が伴いますし、実際に私もそれで長く悩んでいました。しかし、悩んで力を発揮できない状態では、自分自身が安定しているとは言えませんよね。

意義深い事業を展開する会社の中で、今後はデザイナーとして、どのようにキャリアやお仕事を広げていきたいですか?

- 今は転職したてなので、目の前の仕事をちゃんとこなせるようになることが最優先です。将来的にはデザインの領域を広げて、ビジネスに貢献できるデザイナーとして成長したいと思っています。

ポジウィルキャリアの魅力について

kato 06

ポジウィルキャリアのトレーニングを受けて、ここがいちばんの魅力だと思った点は、どこでしょうか。

自分ひとりではなく、第三者の方と一緒に考えるので、出した答えの納得性が高まるということだと思います。自分だけで出した結論には、自信が持てないこともありますから、伴走してくれる方の存在は大きなメリットです。私はトレーニングを通して、自分の意志で物事を決めるという感覚を取り戻すことができました。

最後に、これからポジウィルキャリアをお勧めしたいと思う方へ、一言お願いします。

現状を変えたくても、様々な不安があって踏み出せないという方にお勧めしたいと思っています。人生は周りからの意見ではなく、自分の意志で決めたという実感が多いほど、満足度が上がるものだと思うので、ポジウィルキャリアを受けること自体を決断のひとつとして、ぜひ一歩を踏み出していただきたいです。

無料カウンセリングで
プロにお悩みを相談しましょう

LINEの友だち登録で、

  1. 無料相談ご予約ができる
  2. キャリアTips読める
  3. イベントへのご招待
無料相談はこちら QRコード
ポストする シェアする LINEで送る noteに書く

関連記事

  • 成長を感じられずにモヤモヤ…経験豊富な事業責任者でも悩んだ難問をポジウィルで解決!

    成長を感じられずにモヤモヤ…経験豊富な事業責任者でも悩んだ難問をポジウィルで解決!
  • 大手からベンチャーに転職したデザイナー。仕事の社会的意義と個人としての成長、両方追い求めるために選んだ道

    大手からベンチャーに転職したデザイナー。仕事の社会的意義と個人としての成長、両方追い求めるために選んだ道
  • 栄養士からエンジニアに転身!自分の強みを言語化したら別のキャリアが開けた話

    栄養士からエンジニアに転身!自分の強みを言語化したら別のキャリアが開けた話