大学を中退し、長く派遣社員として勤務された吉野さん。30歳を過ぎ、職歴やスキルがないことに危機感を覚えて転職活動を始めましたが、そもそも根本から自分を変えていく必要性を感じ、過去と徹底的に向き合うことを決意。ポジウィルを受講されました。「何も持っていない」がコンプレックスだった吉野さんが、自信を取り戻し、正社員登用を成し遂げられたその秘訣を伺います。
職歴もスキルもなく、自分に自信が持てずにいた
受講前はどんな悩みを抱えていたんですか?
大学を中退したということもあり、とにかく自分に自信が持てずにいました。仕事はずっと派遣社員で、最長で務めた期間も2年ほどだったので、職歴もスキルもないまま30歳を過ぎ、自分自身の視野も狭く露頭に迷っていました。
とにかく正社員になりたいと思い、焦って転職活動をしていたという状況でした。そんな時に、たまたまインターネット検索でポジウィルを知り、キャリアについて相談できるなら、話をしてみようと思い無料カウンセリングに申込みました。
言いにくいことをはっきり伝えてくれる存在に価値を感じ、受講を決意
トレーニング受講の決め手は何でしたか?
無料カウンセリングのカウンセラーに、私が本当は言いたくなかった自分の心の内を見破られた気がしたんです。それが決め手でした。私は見栄っ張りで、隠してしまっていたことがあったんですね。普通は他人になかなか言いにくい指摘をズバッとしてくれたことが、サービスへの信頼に繋がり、価値を感じました。「ここなら信用できるかもしれない」と思いました。
正直、受講に至るまでに「どこまで深掘りができるだろうか」「お金が払いきれるだろうか」などの不安もありました。でも、ずっと客観的な第三者の意見を求めていた時でした。当時、友人には悩みを相談をしていたのですが、友人関係だとどうしても優しい言葉に甘やかされてしまうという危機感があったので。
徹底的に過去を振り返り「できたこと」に目を向けたら、自信が少しずつ戻ってきた
トレーニングでは何をゴールに設定しましたか?
「過去の自分と向き合い、昇華させること」をゴールにしました。自分の中で、人生に負い目を感じることが多くあり、自分は何もやってこなかったという感情が強かったので、それを払拭しないとこの先何をやってもうまくいかないのではないかと思っていたからです。
トレーニングで印象に残っていることはありますか?
トレーニングでは、過去の振り返りに特に時間を割いて行っていきました。印象に残っているワークが2つあります。
1つ目は今までで1番嬉しかったことと1番悲しかったことを書き出すワークです。忘れていたことも一つ一つ思い出しながら、書き出していきました。そうすると、1つの出来事でも良い側面と悪い側面の両方があるということに気づくことができました。悪いと思っていた出来事も、決して悪いことだけではなかったし、良いと思っていたことも、後から振り返ると良くなかったなと思えることが見つかりました。
2つ目は3行日記というワークです。これは毎日何でもいいから嬉しかったことや、幸せなこと、自分ができたことを3つ書き出す。それを30日間続けるというワークです。私は毎日、今日は何もできなかったとか私にはできないとか、負の感情が強かったので、それを払拭するために始めたワークでした。
これらのワークの効果が私にとって本当に大きかったです。どうしても「自分は何も持っていない」という感情を強く持っていたのですが、毎日「できたこと」に目を向けることで過去や今の経験を客観的に捉え、自分を肯定することができ、少しずつ自信を取り戻すことができるようになりました。
こういったワークに取り組みながら、初めて気づくことができたのですが、私自身が抱えていたモヤモヤの正体は「常に0か100かで物事を考え、できなかった自分にフォーカスしすぎる思考の癖」でした。
また、そういった思考の癖が生まれたのは、大学中退したことなど、いくつかの過去の経験に対して強く負い目を感じていたからだということにも気づくことができました。
現職に残って努力した結果、派遣社員から正社員に登用。心から自分を信じられるように
トレーニングで得られた成果はありましたか?
結果的に私は転職をするという選択にはならず、現職に残留しました。その選択が自信を持ってできたこと自体が、まず大きな成果だと感じています。そして、実際に考え方が変わってから、仕事でも大きな変化がありました。
実は派遣社員から正社員に登用してもらうことができました。トレーナーから「本当に正社員になることがやりたいことですか?」と問われた時にハッとしたのですが、周りの目を気にして正社員になりたいと言っていただけで、本当は正社員になりたいわけではなくて、自分の武器になるスキルを見つけて自由に生きることが本当にやりたいことだと気づくことができました。
受講する前は、自分の天職を見つけて、そこで正社員になりたいと思っていたのですがそうじゃなくていいんだと気づくことができました。
まだ私はスタート地点にいる状態で、スキルも経験もこれから身につけられるし、何にでもなれると考えられるようになりました。それは、ワークを通して、何もないと思っていた自分の人生が、実はとても豊かでちゃんと頑張ってきたということに気づくことができ、またそれを活かして何だってできると思えるようになったことが大きな成果だったと思います。
トレーニングを通じて、吉野さんの何が変わったのでしょう?
考え方が変わってから、仕事への取り組み方も大きく変えることができました。受講する前は、積極的に取り組むというよりは、やらないといけないからやるという状態でした。もっと良くしていこうという根底の情熱がないまま仕事をしていたと思います。
ですが、トレーニングを通して、私は覚悟を決めたらきちんとやり切れる人間なんだ、と自分を信じる力が育ったことで、仕事での課題だけでなく日々の生活の中で出会う機会にも、前向きに取り組むことができるようになりました。やりたくないことはやらなくていいから、その代わり、自分がやれると思うことはやり切ろうと決められましたし、大変なことがあった時にも、自分への信頼を糧にもう一度踏ん張ることができるようになったと感じます。
その考え方と行動の変化があったからこそ、会社からも総合的に評価をしてもらうことができたのだと思います。
最後に、ポジウィルキャリアの受講を検討している方に一言お願いします。
自分のこれまでの人生を振り返ることや、強みや弱みに一つ一つ向き合い、言葉にするのは怖いですし、しんどい作業でもあります。ですが、もし少しでもそれをしなきゃと感じたのなら、やる必要のあることなんだと自分でわかっているはずです。もし1人じゃできなければ、誰かの助けを借りてでもやってみるべきだと思います。それだけの価値はあります。
人間は遅かれ早かれどこかでは絶対つまずくと思っています。ポジウィルを受講するまでは、何となくで人生を生きてきてしまいましたが、ここが正念場、ここでちゃんと自分という人間と向き合わなければ、きっと今後も同じことが続くだろうと危機感を感じていました。今不安に思われている方も、不安に思っているということは、それが必要だという証拠だと思います。不安や怖さを感じている人は、きっと今です。今やるべきだと思います。
無料体験で
プロにお悩みを相談しましょう