
皆さん、こんにちは!ポジウィル代表の金井 芽衣( @meiem326 )です。
今回、私たちに投資をしてくれている Skyland Ventures ・代表の木下さん (@kinoshitay) から「最近の状況、発信しない?」と連絡をもらい、改めてこれまでを振り返りながら、私たちのサービスはほかと何が違うのか、ポジウィルが目指したい未来の話までお伝えできればと思います!
少し長くなりますが、ポジウィルのことを知ってもらうのはもちろん、私自身に起きたここ2年のライフイベントの変化もお伝えできればと思いますので、何かしら皆さんの今後を考えるヒントになると嬉しいです。
結果にコミットできなければ意味がない。「ポジウィルキャリア」ができるまで
振り返るとポジウィルは最初、2019年7月に「 そうだんドットミー (※現在は終了)」というキャリア相談サービスから始めました。30分3980円、60分9800円という単発のキャリア相談サービスです。
20代の方を中心にたくさんのユーザーさんが利用してくれて、「キャリア相談に1円も払わない」と言われるような時代だったにもかかわらず、最大時で6000人ほどの利用がありました。
最初の資金調達は今回の発信のきっかけをくれたSkyland Venturesさんで、その後、個人投資家の方々にも出資いただき、サービスを運営していました。
しかし、利用者が増えてきてさらなる資金調達が必要なタイミングで、ベンチャーキャピタルを回ったときに「CPA(1件の顧客獲得に対してかかった費用)が合わないから、さらにサービスを伸ばすのは難しいね」と言われたんです。たしかに当時は、私のTwitter(X)で集客できていたものの、広告を打つとCPAが合わなくて、難しいということはわかっていました。
でも、Skyland Venturesの木下さんや個人投資家の方々たちは「金井だったらなんとかするだろう」と投資をしてくれた。
だから、「なんとか、サービスを成長させたい」と強く思ったんです。
そこで、サービスを成長させるヒントを得ようと、リアルでユーザーさんに会ってみることにしました。
具体的には、30人くらい集めたイベントを数回、開催しました。そしたら「そうだんドットミー」を5回も使ってくれているユーザーさんと出会うことができたのですが、話を聞くと「転職活動で40社受けて、40社落ちている」と言うのです。
結局、「転職の成功」という結果にコミットできないのであれば意味がない。単発ではなく、中長期で支援する必要があると感じました。
当時、60分の相談で9800円だったため、試験的に、単発ではなく料金を上げて「相談し放題」というプランをその方に提案したら、転職に成功したんです。
その成功体験から、やはり単発ではなく継続して支援することが大事だと痛感しました。
この経験から、いわゆるキャリアのライザップのように、結果にコミットする今のキャリア支援のかたちにたどり着いたんです。
それが、「 ポジウィルキャリア 」です。
とはいえ当初は、「キャリアの相談で個人からお金をもらうなんて無理でしょ」と、周囲からずっと言われていました。「うまくいくわけがない」と。それでも、「これはいける!」と私だけが信じていました。
信じている私がやるしかないと思い、最初は提案も自分でやっていましたし、その後のキャリアトレーニングも自分でやっていました。
一方で、周囲から「いつまで『株式会社金井』をやり続けるんだ?」「金井だから使うんだろう」とも言われはじめ、それが嫌だったので少しずつメンバーに権限移譲をしていきました。
その結果、今ではポジウィルキャリアを利用してくれたユーザーさんが約4万人と、利用者は続々と転職に成功するようになったんです。
▼卒業生の声
https://posiwill.jp/media/category/interview/
ほかのキャリア支援サービスとの決定的な違い、それは「人生を深掘りする」こと
「 ポジウィルキャリア 」は、転職エージェントやほかのキャリアコーチングと、決定的に違う点が2つあります。
例えば転職エージェントの場合、経験やスキルにもとづいて合う仕事を紹介してもらう、「スキルマッチ」がメインです。でも、ポジウィルの場合、その人の「人生を深掘りする」ことに、かなり重点を置いています。
「なぜ自信がないんだろう?」「なぜ人に依存してしまうんだろう?」という過去の体験からくる根本的な課題に徹底的に向き合うんです。そのうえで、自信がないところをちゃんと認識してもらい、未来の人生設計を一緒に考えていくというプログラムになっています。
このサービス設計の根幹には、私自身の経験が大きく影響しています。私自身が過去に抱えていた自己肯定感の低さや他者に依存してしまう傾向を、キャリアカウンセリングによって克服した経験が、サービスに活きているんです。
ポジウィルキャリアは、現状に対して言葉にできない"もやもや"を感じており、なんかうまくいかないと感じている人を、理想のキャリアに導くためのものです。だから、コーチングというよりもカウンセリングに近い感覚かもしれません。カウンセリングで深く向き合ったうえで、引っ張れるところまでコーチングしていくというイメージです。
さらにポジウィルでは、個人向けのサービスだけでなく、 法人向けのキャリア支援サービス も展開しています。
実際に利用した法人の方々からは、「社内の人に相談しにくかったことも、第三者が介入することで、実は転職を考えていたけれど、社内での異動や別の活躍方法があることに気づき、最終的に会社に残る選択をするケースもあった」というお声をいただいています。
活躍してほしい人材は、企業からしても残ってほしいですよね。だから、「なぜ転職したいんだろう?」を深掘りしていくと、転職という手段を選ばなくても、異動など社内でより活躍する方法があるのに「転職ばかりに目を向けてしまっていた」方が、考え方を変えていくことがあるんです。
なかでも、今後、特に力を入れていきたいと考えているのが「女性活躍」の支援です。男女問わず活躍できる会社にしていくための支援を、これからさらに強化していこうと、すでに動き出しています。

「これ以上、底はない」ライフイベントの変化と会社の危機が私をさらに強くした
実は直近の2年間、私にとって本当に大きな変化と挑戦の時期でした。
というのも、メンタルは強いほうだと思っていたのですが、子どもが生まれてからホルモンバランスがおかしくなり、自分らしい意思決定ができなくなったんです。
例えば、競争環境が激化したタイミングで、これまでと戦い方を変えないといけないものの、自信を持って意思決定を下すことが難しくなりました。
そんな2年間を経て、最近ようやく、私らしく意思決定できるようになってきました。この2年間は「これが正しいんだろうか?」と常に感じており、私がAでいこうと言ったことが結局Bになったとしても、「でもいっか」「自信を持ってAに戻すことができない」みたいな感じだったんです。でも今は、「いやいやいや、Aにして」と、ちゃんと戻せる。自分の意思決定に対して自信が戻ってきました。
だから、子供を産んだばかりの2年間、その状態でジタバタしても何も変わらないし、むしろ苦しむだけだなって強く思いました。
逆に言うと「これ以上底はない」と強く思えたことが、私をさらに強くしたと思います。一度どん底を経験したからこそ、もう「上がるしかない」という気持ちになれました。
「キャリア=生き方」の軸をぶらさず、より多くの人生に寄り添いたい
さらに一度、どん底を味わい、「何が大事なんだっけ?」と改めて原点に立ち返ったことで、迷いも吹っ切れました。
大学時代に経験した養護施設での実習が、私の原点です。このとき、虐待を受けたり親がいなかったりする子どもたちと接するなかで、金銭や物資の支援に留まらない「生き方支援」をしたいと強く思ったんです。
ポジウィルではそんな「生き方」を「キャリア」と捉え、20代・30代を主な対象としてより多くの方々の「生き方支援」に注力したいと考えています。
結果として「生き方支援といえばポジウィル」と想起される状態をつくること。ぶれることなく、この状態を目指します。
そのために、「人の可能性を信じて人の事業をやる」だけでなく、「いかに効率的に事業化し、きちんと利益をつくっていけるか」が重要になってくると思います。
なぜなら今は、キャリア相談にお金を払っても良いと思う方々に利用していただいてますが、本当は「別の事業でお金は稼げているから、お金のことは一旦度外視で生き方について一緒に考えましょう」と、たくさんの人に言える会社になりたいんです。
そして、より多くの方々の「生き方支援」に携わる会社へと成長を遂げたいと思っています。
そのためには「生き方支援」ができる人(コーチ)をまず、増やす必要もあると思っていて、コーチ育成に特化した事業「 ポジウィル コーチングスクール 」も始めました。

このスクールの事業責任者を務めているのが、元々、ポジウィルキャリアのユーザーだった、笹内です。

(左から金井、笹内、斉藤)
彼自身、「 ポジウィルキャリア 」を使って転職を成功させた経緯があり、そこから自分も生き方支援に携わりたいと、ポジウィルに入社してくれました。
https://posiwill.jp/media/interview-001/
彼は、自分の弱さを自覚し、がんばって強くなった人です。まさに「 ポジウィルキャリア 」を利用している・これから利用しようと思っている方々にとって1つのロールモデルだと思っています。このように、ユーザーさんから入社してくれるケースは、社内でも結構多いんです。
そんなポジウィルはこれからも、「キャリア=生き方」という考え方を軸に、多くの人々の人生に寄り添い、その可能性を最大限に引き出す支援を続けていきます!
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自分だけのキャリアを、
自分でデザインする力を身につけませんか?
ポジウィル
コーチングスクールPOSIWILL COACHING SCHOOL
「ポジウィルコーチングスクール」は、35,000人以上のポジウィルキャリアの支援実績をもとに開発されたオリジナルプログラムを通じて、自分自身でキャリアを考え、行動し続ける力を育てます。一度学べば、どんな仕事に就いても、どんな人生の転機が訪れても、自分らしくキャリアを築いていくことができる、一生役立つスキルが身につきます。
こんな人におすすめ
- 自分自身で悩み解決やキャリア設計をしていきたい
- コミュニケーションスキルを高めたい
- 将来マネジメントにチャレンジしたい
- 人材業界や人事にキャリアチェンジを考えている