
「平日は本業で手いっぱいなのに、さらに副業? そんな余裕ないよ……」 けれども、もしあなたの“これまでの経験”がそのまま人の役に立ち、しかもオンライン中心で柔軟に活動できるならどうでしょう?
先日、ポジウィルが主催したオンラインのトークセッションで、ポジウィルコーチングスクール事業責任者の笹内が登壇し、“未経験から副業コーチになった人々のリアル”を紹介しました。実は「平日は本業が忙しい」「オフィスワークで残業が多い」といった状況下でも、コーチングスキルを身につけて副業をスタートし、面談や人材サポートで収入とやりがいを得ている事例がたくさんあるとのこと。
この記事では、笹内が語ったポイントを軸に、忙しい本業を続けながら副業でコーチングをする利点や必要なスキル、実際の働き方のイメージをわかりやすくまとめます。「時間がないから副業なんて無理」と思っている方ほど、意外な可能性に気づけるかもしれません。
副業コーチは「オンライン面談」が中心
最初に押さえておきたいのは、副業コーチの多くは「オンラインで面談をする」スタイルだということ。移動時間が不要なので、本業が終わってから深夜まで残業……というハードワークを抱えていても「夜に1枠だけ面談を入れる」 「週末に2~3枠まとめて対応する」など、柔軟にスケジュールを組めるそうです。
コーチング面談は1回あたり約60分が基本。あまり長引きすぎると相談者も疲れてしまうし、副業側も本業への影響が出やすくなる。だからこそ1時間の集中した対話で、相談者の悩みを深く掘り下げつつ、次のアクションに導くことを目指すのです。
「集客を自力でやらなきゃいけない?」という不安も多いですが、ポジウィルの場合は、むしろ相談者がたくさんいらっしゃるので「あなたに担当いただきたいです!」と依頼を受けられます。副業で時間が限られるからこそ、マーケティングや新規開拓を代行してもらえるのは大きい」と強調していました。
副業コーチに必要な「3つのスキル」
笹内が繰り返し話していたのは、「カウンセリング」 「コーチング」 「コンサルティング」の3要素をバランスよく使うアプローチです。
カウンセリング(傾聴・共感)
まず相手の話を受け止めること。
「本当に忙しいですよね、僕も平日仕事で……」など、自分も同じ状況を経験していればこそ共感度が高まり、相談者が心を開きやすくなる。
コーチング(問いかけで内面を引き出す)
「あなたはどう生きたい? その先で何を得たい?」など、相手が気づいていない本音を質問を通じて整理する。
忙しい人ほど、目の前のタスクに追われがちなので「そもそも何のために働いてるんだっけ?」をコーチが改めて掘り起こす役割を担う。
コンサルティング(情報提供・背中を押す)
「副業OKの企業リストを共有しましょうか」 「面談を整理するためにこんなフレームワークがありますよ」という具合に、不足する知識や視点を補う。
単なる傾聴だけで終わらせず、具体的アドバイスもできるからこそ“成果”に結びつけられる。
ここが未経験者には難しく感じられるところですが、「理論だけ学んでも意味がないので、実践とセットで身につけることが大事」とのこと。ポジウィルコーチングスクールでは、まず受講中にロールプレイやチームフィードバックを重ね、それを業務委託でのリアル面談に活かす流れが一般的です。
忙しくても始められる理由
1. 「自分の過去の悩み」がそのまま活きる
副業コーチが重宝される理由の一つに、「多様なバックグラウンドを持つコーチがたくさんいると、それだけ様々な相談者をマッチングしやすい」という面がある。例えば大企業に勤めながら副業コーチをする人は、大企業特有の人事や昇進の悩みを体感しているため、相談者も「このコーチなら私の現状をわかってくれそう」と安心できる。
忙しいからこそ得てきた知見やノウハウ――タイムマネジメント術、残業を減らす工夫、ストレスとの付き合い方――これらすべてが“相談者を助ける”武器になるわけです。
2. シフトや時間を自分でコントロールできる
業務委託型の副業コーチの場合、コーチは「この日とこの日は無理。ここだけ面談OK」というシフトを提出するだけ。あとは企業側が集客とスケジュール調整を行い、埋まった枠でコーチングを実施する流れだという話でした。
もともと忙しい本業を抱えている人にとっては「そもそも決まった時間に副業なんて難しい」というイメージかもしれませんが、この仕組みなら多少の融通がききます。
平日夜の20時半~21時半に1枠
土曜の朝9時半~2枠連続など
オンライン面談なので移動も不要。「意外とやれるかも?」と感じる瞬間がありそうです。
3. コーチングが本業にプラスに働く
コーチングスキルは、対人コミュニケーション全般に転用可能とよく言われます。部下との1on1やクライアントとの交渉で、「しっかり傾聴しながら相手の希望を引き出し、必要に応じて背中を押す」スタンスが高評価を得ることも珍しくないとか。
「副業コーチとして面談を重ねたことで、人を動かす問いかけやフィードバックが自然にできるようになり、本業でのチームマネジメントがかなり楽になった」という声は、笹内も何度も耳にしているそうです。副業でスキルを磨きつつ、本業にも“良い余波”が広がるのは嬉しいメリットですよね。
具体例:ある副業コーチの日常
ケース:ITエンジニア×副業コーチ
本業:IT企業でエンジニアとして勤務。残業が増えることも多い
副業稼働:月に6〜8枠(平日夜1〜2枠、週末2〜3枠)
1回の面談:60分、Zoom対応
スケジュール例
平日夜:19:30に退勤 → 20:30〜21:30でコーチング面談(1枠)
土曜日:午前に2枠(9:30〜10:30、11:00〜12:00)
日曜日:家族との予定がなければ1〜2枠追加
収入としては月数万円ほど。最初は実績づくりに近い感覚で始めたが、「面談のたびに自分の強みや弱みが明確になり、エンジニアのチームリーダーとしてのコミュ力がめちゃくちゃ上がった」と言っているそうです。「自分の成長になって、副収入も得られて、一石二鳥」とのこと。
“ハードルの高そう”な疑問への答え
Q1. 「資格や専門知識がないけど大丈夫?」
A. コーチングは資格の有無より、コミュニケーション能力や傾聴・問いかけのスキルが重視される。もちろん心理学やキャリア理論など学ぶ機会はあったほうが良いが、未経験から学べるスクールや実践の場が充実している今なら、資格がなくても問題なくスタートできる。
Q2. 「精神的に辛い悩みを聞くのが怖い」
A. 笹内曰く「重い悩みをすべてコーチが抱え込むわけではない」。カウンセラーや医療が必要な領域は専門家へリファーし、コーチはあくまで“行動変容やキャリアのサポート”を担当。セルフマネジメントやチーム内のフォロー体制もあるため、引きずられ過ぎないよう仕組みが整っている企業を選ぶのがおすすめ。
Q3. 「本業とのバランス、本当に取れる?」
A. 業務委託やオンライン中心の仕事ならシフト提出型が主流。自分が余裕のある範囲だけ活動すればいいため、いきなり無理をする必要はない。むしろ副業でスキルアップし、本業が効率化するパターンも多い。
まとめ:あなたの経験が、誰かの一歩を後押しする
時間が足りないからこそ、副業コーチという道が実はぴったりかもしれません。
忙しい働き方の中で培ったノウハウや苦労話は、そのままコーチングの強みになる
週数枠から始められるオンライン面談だから、本業を犠牲にしなくても続けやすい
企業との業務委託なら、マーケティングを頑張らなくても相談者が見つかる
もちろん、副業コーチになるにはカウンセリング・コーチング・コンサルティングのスキルを学び、ロールプレイなどの実践を重ねる必要があります。しかしそれらは、本業や普段の人間関係においても“驚くほど役立つ”コミュニケーション技術。決して“副業限定”の力ではないんです。
興味が湧いた方は、ぜひポジウィルコーチングスクールの情報をチェックしてみてください。笹内も「まずは無料体験や個別相談で話をしてみるのが一番の近道」だと強調していました。学ぶのに遅すぎることはありません。「時間がない」と嘆く今こそ、あなたの“これまで”を武器に変える副業コーチへの一歩を踏み出してみませんか?
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