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インタビュー

コーチングを学んで手にした、安定とやりがい。コミュニケーションを軸にした複業キャリア

キャリアコーチング
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コーチングを学んで手にした、安定とやりがい。コミュニケーションを軸にした複業キャリア

ポジウィルコーチングスクールでは、卒業後に試験に合格すれば「ポジウィルキャリアのコーチ」としてデビューできます。

実際にスクールを飛び出した先でどんな未来が広がるのか──卒業生へのインタビューを通して、そのリアルをお届けします。

今回は、コーチングを学んだことでキャリアの選択肢が拓け、現在はフリーランスとして複数の生業を持ち活躍する、酒井遼人さんを紹介いたします。

目次
  1. 「伝わらない悔しさ」が導いた、コーチングとの出会い
  2. ライスワーク×ライフワーク=1:1。ポートフォリオで描く新しい働き方
  3. 仕事だけじゃない。妻・子どもとの対話も変わる「コーチング力」とは

ー酒井遼人さん、よろしくお願いします!まずはこれまでのキャリアについて教えてください。

酒井:酒井遼人です。

1番長いキャリアは塾講師で、大学在学中から17年間、教科責任・進路責任者まで担当しました。その後、ワークライフバランスを考えて異業種異職種転職へ挑戦。自身のcan(できること)を増やすべくWebマーケティング講座でスキルを獲得後、建築業界でのマーケティング職へ転職。

しかし、自分のやりがいのずれを感じて次のキャリアを模索していたところ、コーチングに出会いました。ポジウィル認定講座(ポジウィルコーチングスクール前身のサービス)で学んだのち、フリーランスとして独立しました。

現在は、企業の集客支援や研修サポート、塾講師、ポジウィルのキャリアトレーナー、そしてコーチングスクールの講師まで、いわゆるパラレルワーカーとして幅広く活動しています。

「伝わらない悔しさ」が導いた、コーチングとの出会い

ーコーチングを学ぼうと思った経緯を教えてください。

酒井:自分の武器である「コミュニケーション」を、もっと磨きたいと思ったことでした。

塾講師として17年ほど働き、「教えること」や「信頼関係を築くこと」には自信がありました。

しかし転職した先では、事業戦略がない中でマーケティングを進めることに限界を感じ、経営層と対話をしても全く認識がかみ合わない…。その時、「自分のコミュニケーション力は思っているほど通用しない」という現実に大きなショックを受けたんです。

ー通じ合えないもどかしさがあったのですね…。

酒井:「自分はコミュニケーションが得意だ」と思っていたのに、実際は全然伝わらない。そこに強い限界を感じました。そんな時、組織開発をしている友人から「コミュニケーションの質を見直した方がいい」と助言をもらい、経験学習サイクルや組織循環モデルを教わったんです。

「人と関わる方法には、こんなアプローチがあるのか」と驚きましたし、その延長線上に“コーチング”という学びがあることを知って、一気に興味が湧きました。

【5 11】コーチング研修

実は転職自体も、ライフステージの変化が理由でした。家族との時間を大切にしたいと思い、塾講師のハードな働き方から離れ、Webマーケティングをゼロから学んで建築業界へ。数字を追ってPDCAを回すこと自体は面白かったのですが、「人ではなく数字と向き合う」感覚に、どうしても物足りなさがあったんです。

「やっぱり自分は、人とのコミュニケーションを武器にしていきたい」

そう思った時、コーチングを仕事にする未来に自然とワクワクしました。

ーそこからコーチングを学ぼうと思われたのですね。 数あるコーチングスクールから、ポジウィルを選ばれたのはなぜでしょうか?

酒井:他社のサービスもいくつか見ましたが、ポジウィルは一番「人のあたたかさ」を感じました。

当時の僕は「これが正しい」と信じたものを相手に押しつけてしまうクセがあり、“寄り添い”や“共感”を大切にした関わり方を学びたいと思っていたんです。

そんな時に出会ったのが、ポジウィルの体験会でした。テーマは「まず傾聴から始める」。実際に参加してみると、講師の方々からも相手を尊重する姿勢が自然に伝わってきて、「ここなら学べる」と感じたのが決め手でした。

― ポジウィルでは、カウンセリング・コーチング・コンサルティングの3つをバランスよく活用することを大切にしています。他にはない特徴かもしれませんね。

【5 11】コーチング研修 (1)

酒井:そうですね。その観点で言えば、受講以前はつい最初からコンサルティングに入ってしまうことが多かったんです。苦しかったのは「もともとそういうタイプではない」のにも関わらず、経験値で正解がわかっていることに関してはコミュニケーションにおいてつい圧がかかってしまっていました。社会人経験を積むことによって陥ってしまう、一種の職業病みたいな感覚ではないでしょうか。

ポジウィルで学ぶことで、傾聴を通じて「本音を話せる関係性」を築き、その上で問いかけを重ねるからこそ相手の本当の想いにたどり着ける。そこで初めて、的確なフィードバックができるんだと気づけましたね。習ったことは実生活で即実践に活かせることもありがたかったです。

ライスワーク×ライフワーク=1:1。ポートフォリオで描く新しい働き方

ー実際に卒業後はどんな働き方に?

酒井:ポジウィルの業務委託試験に合格後に会社を辞めまして、フリーランスとして動き始めました。現在は、下記のようなポートフォリオですね。

  1. ポジウィル含め2社でキャリアコーチ/コーチングスクール講師

  2. 個人でのライフコーチ

  3. オンライン/オフラインの塾講師

  4. マーケティングのコンサルティング業

  5. 企業の集客支援

ライフワーク(やりがいのための仕事:①②③)と、ライスワーク(生活のための仕事:④⑤)の比率がちょうど1:1。やりがいを感じていた塾講師の仕事にも再び携わりながら、休みは2倍に増え、ストレスは激減。今は自分の心地よいバランスで働けています。

ー 理想的な働き方です...! 受講前から、副業や独立を意識されていたんですか?

酒井:はい。マーケティング職に転職した時点で「どこでも働けるスキルをつけ、3年で辞めよう」と決めていました。いずれは“コミュニケーション”をキャリアの軸にして独立したい、と。その思いが、スクールを通じて確信に変わりました。

― 確信になったのは、実際にやってみて「自分に合っている」と体感できたからでしょうか。

酒井:そうですね。受講中は課題に追われている感覚は全くなく、「もっと探求したい」と夢中になって取り組めました。その時「これは自分のライフワークにできる」と実感したんです。

― 義務感なく没頭できたのですね!

酒井:はい。スクールでは他者を理解するための手法を学びますが、それを自分に返すことで自己理解も深まりました。臨床心理士による特別講義もあるため、ストレスコーピング、感情のコントロールなど自分の取り扱い説明書の解像度が格段に上がりましたね。

私の場合、経営層とのコミュニケーションがうまくいかなかったのは、自分の思考の癖──「本質思考になっていない相手が悪い、こうすべきだ」と他責思考・べき思考になっていたからだと気づきました。そこで「相互の理解不足から対立構造になっている」とメタ認知し、「わかりあえるポイントを引き出していこう」というふうに捉え直しをしました。コミュニケーションの構造と自分の行動を見直せたことで、「相手も自分も受容する」「絶対にこれが正しいなんてことはない」というように思えるようになりましたね。こういった捉え直しが、仕事だけでなく人生全般で自分をとても楽にしてくれました。

ー自分で自分に問いを投げかける“セルフコーチング力”が高まり、自分の深い理解につながったというお声は皆さんから聞きます。

酒井:そうですね。また、受講生同士のロープレでは自分の話を題材にするので、同じ志を持つ仲間から深掘りしてもらえるのも大きかったですね。

例えば、塾講師時代のやりがいも「生徒が喜ぶと嬉しい」という感覚的な言葉しか持っていなかったのですが、深掘りされることで「自分の関わりによって相手の行動が変容していくこと」が本当の喜びだと気づけました。

加えて、必ず講師からのフィードバックもあるので、難しいテーマも安心して取り組むことができました。

― 実践を通じて、スキル習得だけでなく内省も深まるのですね。

酒井:そうですね。他者のキャリア支援をするからこそ、自分の理解やキャリア設計ができていることは必須。そのプロセスをスクールで深められるのは大きな自信になります。最初から整っている必要はないんです。

また、自分の強みが「戦略性」や「本質的な課題をとらえて解決すること」だと改めて言語化できました。未経験から始めたマーケティングでも責任者を務められたのは、この強みがあったからだと思います。独立後も“ライスワーク”として稼ぎを得られる土台になりましたし、コーチとしては「相手の思考をロジカルに整理し、悩みを紐解くこと」が得意なスタイルだと理解できました。

― 強みを理解できると、この道で進もうという自信につながりますね。

酒井:はい。強みの解像度がより上がったことで、キャリアコーチとしての実績を積みながら個人での集客も可能になりました。自分の強みがダイレクトに反映される仕事だからこそ、コーチングの具体的なスキルや理論の勉強も、意欲的に継続できています。 そして、うまくいかなかった経営層とのコミュニケーションについても、自分の思考の癖──「相手が悪い、こうすべきだ」と100%べき思考になっていたからだと気づけました。現在は法人向けのサービスに関わる機会が増え、経営者の方や責任者の方ともフラットに対話できているので、あらためてポジウィルでのコミュニケーションの学びが自分の課題を乗り越えるきっかけになり、自信につながっています。

仕事だけじゃない。妻・子どもとの対話も変わる「コーチング力」とは

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ーコーチングを学んで、自分の武器を理解し、磨くことができた。それにより、キャリアが広がって行ったのですね。

酒井:はい。仕事にももちろんですが、人生全体にも役立っています。コーチングはコミュニケーションのスキルなので。

例えば、家族とのコミュニケーション。妻に対して、以前はアドバイスがベースでしたが、現在はまず寄り添えるようになりました。5歳の子どもにも、“こうしなさい”と答えを押し付けるのではなく、問いかけを通じて考えを引き出す。そんな関わりが裏付けとなる理論も相まって、自然とできるようになりました。

教育現場で親御さんと話すときも、お子さんとのコミュニケーションに関するお悩みはたいていコーチングで解決できます。 「こういう関わり方をすると楽になる」と教育産業のキャリアだけでは見えていなかった視点で具体的に伝えられるようになりました。

​​― 自分の武器を磨き、深める学びによって、“心の安定、収入の安定”どちらも手に入れた酒井さん。最後に、コーチングを学ぶことを検討している方にメッセージをお願いします!

酒井:正直に言うと、私は「安定」というものをずっと遠い神話のように感じていました。 転職活動の際には、実際に資格を取ったり、安定した組織に入ろうとしたりもしましたが、それは“外に依存する安定”でしかなく、どこか息苦しさを覚えていたんです。

コーチングを学んで得られたのは、むしろ“自分の内側に観測装置を持てるようになったこと”。 社会がどう変わっても、自分や他者の声をきちんと理解できれば、日常の「呼吸のしやすさ」に繋がる。ここには安定ではなく、本当の“安心感”がありました。

もし今、変化の多い社会に息苦しさを感じているなら──。 コーチングを学び、スキルを身につけることで、自分らしい呼吸のリズムを取り戻せるかもしれません。

私もまだまだ学びの途中です。一緒にチャレンジしていけたら嬉しいです。

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