Webメディアのコンサルティングと運用支援を行う会社に入社した井上さん。努力して京都大学へ進学し、その後も応援団として活動したものの、就職活動は納得し切った上での選択にならず、会社のカルチャーと自分の価値観が合っていないのではないか、またそれによって同期と比べ十分なパフォーマンスを出しきれていないと悩みが増え始めます。勉強や部活は努力すれば乗り越えられてきた一方で、社会人としての悩みは数年突破口が見出せず、「自分に合った仕事を見つけて、キャリアアップに繋げたい」と感じ、ポジウィルキャリアを受講。一度会社から離れる覚悟も持ち、転職活動を行った結果、希望の2社から内定を獲得するも、敢えて現職残留を決断。その背景にどんな思いがあったのか、密着しました。
仕事が楽しくない、でも何をしたいのかがわからないと悩み続ける日々
受講前のお悩みを教えてください。
就活の際に自己分析や企業分析が足りなかったこともあり、なんとなく今の仕事内容が合っていないように感じるが、それがなぜなのか、自分はどういう仕事・環境であれば活躍できるのかがわからず、「仕事が楽しいと思えない」という状態でした。
その悩みに対して、自分なりに考えたり行動したことはありますか?
1年目からモヤモヤした感情があったので、転職活動をしてみました。転職サイトに登録してエージェントと話をしましたが、学生のときに就職活動を体系立ててやらなかったため、転職活動を進めようとしても何をやればいいか全く分からず、すぐに活動をやめてしまいました。 仕事を楽しめてない状態の解決方法を知りたいと思っていた時、ポジウィルの「燃え尽き症候群」をテーマにしたWebセミナーを知り、その後の無料カウンセリングもセットで予約をしました。
トレーナーからの問いかけにより、納得感のある自己分析に期待感を持つ
無料カウンセリングはいかがでしたか?
カウンセリングを通して、自分の強みと当時の仕事のスタイルが合っていないことに気付けたことは大きな意味がありました。大学受験の際には、合格を目指して毎日日記を書きながら苦手を克服していくという経験をしたことから、自分はじっくりと物事を考察し、戦略を立てて行動するという特性を持っていることに気付きました。しかし、当時行っていたメディアの運用担当の仕事では、自分の行動を振り返る機会や環境がありませんでした。コロナ禍による直接コミュニケーションの制約も相まって、腑に落ちないまま仕事を進めていくことが多く中々成果に結びつきづらい状態でしたが、そもそも適性とズレているのではないか、という可能性に気付くことができました。
受講を決めた理由は?
改めて自分がどういう特性を持っていて、どういう仕事であればフィットするのか、また自分の成長を促す上で課題になっていることを正しく認識して、キャリアアップに繋げたいと思いました。当時はフラットに自分のベストな選択肢を模索したいという思いから、転職活動を前提としたキャリア実現プランを選択しました。自分に合った仕事で成果を出すことができれば、年収も必然的についてくると思ったので、生涯年収で考えると、キャリア実現プランの金額以上の回収はできるなと思い、受講を決めました。
自分が輝ける環境や仕事内容を言語化したことで、一貫性のある自己アピールができた
どのように転職の軸を決めていきましたか?
Webメディアの運用支援の仕事はじっくりと考える間も無くスピーディーに運用の施策を打たなければいけないという環境だったため、改めて自分の適性に合っている環境を探すことを一つの軸にしました。また、自分が成功した時のポイントとして「周りと密にコミュニケーションを取り、アドバイスなどももらうことで自分一人で行動する以上の成果を出せていた」という点も導き出せました。 なので、そういった環境を転職先探しの方向性として設定しました。
具体的にどんな業界や職種に絞っていったのですか?
とにかく手を動かすことを求められるフロント業務ではなく、もう少し裁量を持って上流工程に携われるWeb広告のプランナー、事業会社のマーケティングの仕事に絞りました。同じWebの仕事でも設計側を目指したのには理由があり、課題を捉えてじっくり施策や戦略を考えることで、動く側ではなく人を動かす側で得意な適性をより活かせると感じたからです。また、事業会社のマーケティングは、少し自分のキャリアにとってみればチャレンジではありましたが、当事者として根本の課題から施策を考案できる仕事のため、よりやりがいを持って仕事を進められるのではないかいう思いのもとで選びました。数としては30社ぐらい受けて2社内定が出ました。
ひとりで進める転職活動とはどんな違いがありましたか?
自己分析フェーズの話で納得したことを踏まえながら書類を作成して面接に進むので、一貫性のある形で自分でも納得した話ができました。またトレーナーとスケジュールも管理して進めることができ、自分の学歴、年齢、経験などから鑑みてどれくらいの企業応募数を担保する必要があるのか、また志望度や優先順位に応じて書類通過の確率を予測し、スケジュールと応募数を調整しながら動けたことは大きな違いでした。
100%力を発揮できるところはどこか?にこだわり、敢えて現職に残る決断を
納得した転職活動から、改めて現職に残ると決めたのは何故だったのでしょうか?
トレーニングを通じて、まだ現職でやりきったと思える結果が出せていないまま転職する形でいいのだろうかと考えるようになりました。これは内定が出たことで、「自分はどうありたいのか」「今何を優先すべきなのか」と、そのための選択肢を複数から選べるようになった結果、健全に悩めたのだと思います。そして、自分は転職ができるんだという成功体験を積んだからこそ、現職で自分が納得できる成果を出した上で、転職を選ぶ時は更なるステップアップを目指す時だと決断することができました。
自分が現職で何をしたいか、ということは見つかりましたか?
見つかりました。トレーニングを通して、自分が現職で成果を残せてなかったり、やり切ったことが少ないと気がつきました。また自分の適性が見えたことで、現職の部署の中でも「どういう動き方をすれば自分の強みを活かせるか」ということを、軸を持って考えられるようになったんです。最終的に現職でプランナーの仕事ができる部署への異動も決まり、改めて現職で頑張り直すことを決めました。環境を変えられたのは偶発的な要素もありましたが、結局自分でここまで心を決めなかったら前向きに選択できなかったと思います。
自分のキャリアを切り開く能力を身につけ、自分が選びたい道を選ぶ
転職活動をしてよかったと思うことはありましたか?
自分でキャリアを考えられる能力がつきました。辛いから逃げの転職を考えるのではなく、自分のキャリアをどう作るのか考えるところから、転職に限らず様々な選択肢を探せるようになりました。また、2年目で実績がない中で「転職できるのかな」と考えていましたが、自分自身の強みやモチベーションを理解すること、自分の思考の癖と向き合い考え方をコントロールすること、その上で仕事内容を理解して自分の特性とマッチするのかをきちんと当て嵌めれば、転職は実現できるんだなという自信に繋がりました。
現職では納得感を持って前に進めていますか?
はい。課題や大変なことはありますが、トレーニングを通して自分のキャリアを切り開いていけると知り、「自分にできることがあるはずだ」と信じて行動するようになったということが一番大きな成果です。また、事実と感情を分けて考えられるようになったことも成長を感じるポイントでした。過去に起きたことにこだわり、合理的ではない選択をして後悔することがよくありましたが、最近は一旦起こったことを冷静に捉えて、そこから「じゃあ次はどうするか?」と前向きな考えができるようになったと思います。
最後に、どんな人にポジウィルキャリアをおすすめしたいですか?
働いている中で「楽しくない」と感じる人は、まず相談して欲しいと思います。今うまくいってない理由が、自分の強みを生かすことができない仕事内容や環境なのか、自分の課題を正しく認識できず十分にスキルを発揮できていないのか、本質的な要因を客観的に理解できるようになります。また、転職エージェントの面談だけでは、「なぜ自分の仕事がうまくいっていないのか」「どうしたら仕事がうまくいくような選択肢を選べるか」という原因の解明は難しいと思うんですよね。転職をして環境を変えるだけでは根本的な解決にならないということは、今回の自分の転職活動から身を以て体験しました。だからこそ、自分自身のことを理解した上で納得のいくキャリアを描いていきたいと思ってるのにそれが実現できないと思う人には、ぜひおすすめしたいです。
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