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"頑固でワガママな私"が叶えた妥協しない結婚│婚活のプロに聞いてみた

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"頑固でワガママな私"が叶えた妥協しない結婚│婚活のプロに聞いてみた

女性にとって、結婚・出産・育児などのライフイベントは、人生に大きなインパクトを与える一大事。理想のライフスタイルを送るためにも、「どんな人と結婚するか」は非常に重要ですよね。

そこで、本記事ではポジウィルキャリアのカウンセラーである辻岡と、トレーナーである石長が、理想を叶えるためのパートナー選びについて解説します。2人は、キャリアの専門家という顔を持つだけでなく、マッチングアプリを駆使し幸せな結婚を叶えた“婚活のプロ”。

キャリア戦略という視点を持っているからこその「戦略的な婚活」について、お話を聞いてみました✍️

※「キャリアを踏まえていつまでに結婚すべきか」については「 子供がほしい、働きたい女性は何歳までに結婚するべきか。│キャリアと婚活のプロに聞いてみた 」で辻岡が語っています。

目次
  1. 「理想の相手ってどうやって出会うの?」
  2. 「理想の相手選びの軸ってどう定める?」
  3. 「理想の相手、どうやって見つける?」
  4. 「理想の相手に、どうしたら選んでもらえる?」
  5. おまけ:「理想の相手と、いつまでも仲睦まじくいるために。」
  6. 1人で考えるのは難しい。だったら、専門家に頼ろう。

ー自己紹介をお願いします!

辻岡:辻岡久美子です。社内では「くみちゃん」「くみさん」と呼ばれています。前職では結婚相談所で婚活カウンセラーをしていて、私自身も約3年間の婚活を経て結婚しています。現在はポジウィルキャリアでキャリアカウンセラーを務めています。

石長:石長香です。「かおりんご」から派生して「りんご」と呼ばれています。保険業界の法人営業→就労移行支援事業所で支援員→レバレジーズ株式会社で人材紹介のRA/CA両面と、担当しました。現在はポジウィルキャリアでトレーナーを務めています。

ー早速理想の結婚を叶えたお二人にお話を聞いていきます。

「理想の相手ってどうやって出会うの?」

辻岡:実は理想の相手と結ばれるまでって、転職活動に似ていますよね。

まず自己分析して選択の軸を決める。次のステップとして、ツールを使って会社と出会う&自分をアピールする。この流れは、まさに婚活でも言えると思っています。

石長:たしかにそうですね!

キャリアと同じで、感覚や直感で選ぶと、身の丈に合わなくて自分らしさが出せなかったり。なんだか居心地が悪いなあと思ってしまいます。

ーまるで転職活動...!?どういうことか、詳しく聞かせてください。 

「理想の相手選びの軸ってどう定める?」

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辻岡:まさにりんごさんのいうように、居心地の良さが大事だと思います。「恋愛は非日常、結婚は日常」じゃないですか。1番長く一緒に時間を過ごす相手だから、トキメキよりも、どれだけ素の自分でいられるかじゃないかなと思います。

石長:わかります。実は、私は絶対結婚したい!と思っていたわけではありませんでした。

だけど30歳になったタイミングでふと「フラッといつでも話せる第2の母みたいな存在が欲しい」と思いまして。いつ連絡しても返事が返ってきて、常に心配してくれて、思いっきり甘えられるような存在。それをきっかけにマッチングアプリを始めて、今の旦那さんに出会いました。お互い結婚願望はありませんでしたが、あまりの居心地の良さに、出会って1ヶ月で婚約したんです(笑)。

辻岡:それはすごいスピード感…(笑)。でも、それくらい、居心地の良さって一緒に生きていく上で大事ですよね。

ー理想の相手選びには、「居心地の良さ」がキーワードなんですね。

石長:「どんな人となら居心地が良いか」は人それぞれ。過去の恋愛を思い返して、何がうまくいって、何がだめだったか、から条件に落とし込んでほしいなと思います。私の場合、感情がわかりにくい人だと不安になってしまうな、厳しい人だと一緒にいて疲れてしまうな…だったり。

辻岡:恋人だとしたら・・を考えるよりも、まずは家族や友人など身近な人で、どんな人と一緒にいると心地よいか考えてみるとイメージしやすいです。うまくいった恋愛が少なく、そもそもどんな人ならうまくいくかわからない…という場合はなおさらです。

私はかつて、グイグイリードしてくれる俺様タイプがかっこいいし好きだと思い込んでいたんです。でも、私って友達だとどんな人と仲が良くて居心地が良いかを考えたら、自分が率先的に提案したことをいいね!と賛成してくれる人の方が好きだなと気づいて。真逆ですよね(笑)。直感で選ぶとこういうことが起きてしまいます。

ーたしかに…いつも同じタイプを好きになってしまうこと、ありますよね。恋人じゃなくて友人や家族にちょっと視点をずらして考えてみると、また新しい気付きがありそうですね。

極意①:過去を振り返り、どんな人といると居心地がいいかを軸として言語化する。

「理想の相手、どうやって見つける?」

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ー今の旦那さんのような、居心地のいい人とはどこで出会えたのですか?

辻岡:マッチングアプリで出会いました。婚活パーティーや街コン、相席屋も利用したのですが、私はアプリが1番効率が良かったなと思っています。なぜなら、ターゲットを絞ってアプローチができるから。プロフィールや所属コミュニティから、ある程度相手のことを想像することができます。

石長:コミュニティ、便利ですよね。私もアプリを使っていました。

コミュニティというのは、趣味やこだわりなど、趣味趣向が同じ人が集まるグループのようなものです。例えば実家暮らし、土日は外出るより家でゆっくりしたい、というようなものもあります。共通点があると、話すきっかけになりますよね。

辻岡:初対面の人との会話の練習をしたいという方だったら、婚活パーティーや合コンのような一度に多くの人が集まる会を活用するのもいいですよね。

石長:自分に合ったツールを使うのが1番ですよね!くみさん、結婚相談所に勤められていたと思うのですが、アプリと比べるとどんな特徴がありますか?

辻岡:そうですね、身元が保証されている方と出会えるのは結婚相談所の魅力ですよね。マッチングアプリは、まずは気軽に出会いたい、友達を作りたい・・という人も登録ができるので、自分でしっかり見極めていくために知識や経験が必要だと感じます。

石長:それはそうですね…私も変な人と会ってしまったことがありました…。

辻岡:その点、結婚相談所は独身証明書を提出する義務があるから安心です。

男女比も出会いによって異なり、マッチングアプリは男性が、結婚相談所は女性が多い傾向があります。結婚相談所での出会いは、より女性も積極的な姿勢が求められるのかなと感じます。

そのあたりも踏まえて、ご自身に合ったツールを使っていただけたらと思います。

極意②自分にあったツールを使おう!

・マッチングアプリ

◎出会いの幅が広く気軽にはじめやすい

△目的外の登録者もいるため、見極めが必要。

・婚活パーティー、街コン

◎多くの人と一度に出会うことができる

△自分の軸に合う人と出会えるかはわからない

・結婚相談所

◎身元が保証されている、結婚への温度感が高い人に出会いやすい

△他の出会いと比較して高額でハードルを感じやすい

ーいろいろなツールがあるんですね…!

お二人が主要で使っていたアプリ。相手が自分の理想の相手かどうかは、どうやって見極めていくのでしょうか?

石長:まずは「この人は私の軸に当てはまるのか」を判断できるまで、軸を具体的に落とし込みます。私の場合は、下記です。

  • 子供みたいに甘やかしてもらえる→10歳くらい年が上の人

  • 会話ができる(感情的にならずに建設的な話し合いができる、話したいことがある時にちゃんと時間を作ってくれる)→好きな映画で盛り上がれるかどうか。

この映画が好きな人に絶対悪い人はいない!と思えるお気に入りの作品があるのですが、まさに家族の形を問う作品で。私の価値観にぴったり合うんです。だから、この作品の良さがわからないという人は私とも価値観合わないな、と判断していました。

私の好きな映画のコミュニティもあったので、そこに所属している人たちにひたすら話しかけていましたね。

辻岡:プロフィールやコミュニティだけではわからないことは、アプリ内のトークで最初に全部聞いちゃっていました。例えば、ゴールデンウィークは実家に帰りますか、ご兄弟とはどんな関係なんですか、とか。自分の家族と仲が良くなくてもいいけど、私の家族を大事にしてくれる考え方を持っている人がいいなと思っていました。仕事観に関しては、なぜ今の仕事をしているのか、どんな時にやりがいを感じるのか、を聞いていました。もはやキャリアカンセリングになっちゃいますけど(笑)

ーたしかに(笑)。探るための質問が、もう定石みたいにあったんですね!

石長:あとはひたすら会う人数を重ねながらのPDCAです。この軸で本当に理想の人と出会えるのか、仮説検証をしながら軸をアップデートしていく。

結構根気が必要なんです。私はKPIシートを作ってました。

ーKPIシート…?!

石長:細かい行動目標をスプレッドシートで管理していて。私は週末に2〜3人は会う生活を3〜4か月ほどやっていました。逆算すると、毎週100人とマッチ(いいねを送り合い、メッセージのやり取りができる状態)しなければならないんです。マッチしても実際に話せるのは3割ぐらい、その中から大体会いたいと思えるのは1人2人なので。

辻岡:結構根気が入りますよね…。私もアプリで合計80名とは会いました。

大事だなと思うのは、会ってみてタイプではなかったとしても、良い時間にしようというマインドですね。事前に、「今日は何を得たいか」を決めておくことで、もしモヤモヤすることがあっても、「何にモヤモヤしているのか」「それは変えられないことなのか」と考えることができます。これにより、自分の軸もより確かなものになりますし、何より時間を無駄にしません。せっかくの出会いですから、得られるものは全部得たいですよね。

石長:このあたりも、転職活動と重なるものがありそうですね。

その軸で本当にいいんだっけ?を様々な企業さんを受けながらブラッシュアップしていく段階と、考え方は似ています。

極意③

理想の相手と出会うためには、振り返りが大事。

一回一回の出会いに目的意識を持とう🤝

「理想の相手に、どうしたら選んでもらえる?」

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ー逆に相手から選ばれるためにしていたことはありますか?

石長:会う前の段階でいうと、プロフィールにこだわっていましたね。自分のアピールポイントを端的に伝えられているか。相手が興味を持ってくれるような魅せ方か。

実際に会った人に、どんな人が来ると思っていましたか?何がいいと思って会話してくれたんですか?などなど、もう直接本人に聞いちゃいます(笑)。そこで自分の認識と実態がずれていないかを確認していました。意外な自分の良さを見つけることもできましたね。

辻岡:会ってからの段階で言うと、「相手のいいところを見つけて、伝える」ことはやっていました。些細なことでも3つ以上見つけて、相手に伝える。例えば「お店選ぶセンスありますね」「たくさん食べる人っていいですよね」とか。相手に感謝の気持ちと、見つけた良いところを言葉にして伝えることで、また会いたいと思っていただけることが多かったです。

また、誘われる雰囲気を出すことも心がけていましたね。例えば、相手がプロフィールに焼肉が好きと書いてあったとして、「最近行ったおすすめの焼肉屋さん教えてほしいです!」「美味しそう!私も行ってみたいです!」と、会話の中で次の約束に繋がるような話をするんです。誘われるのをただ待つのではなく、誘われやすいように仕向けることも、時には必要だなと思います。

石長:うーんそれは男性も誘いたくなっちゃう。自分から誘うことに抵抗のある女性も多くいそうなので、そんな方に試していただきたいですね。

辻岡:あとは、一緒にいい時間を作ろう、協力しようという視点を持つだけで、だいぶ好意を持ってもらいやすいと思います。女性側が「与えてほしい」「楽しませてほしい」という受け身なスタンスだと、男性もしんどいです。

自分から会話を展開していくのに苦手意識がある方は、話す内容や聞きたいこと、伝えたいことをあらかじめ決めておくと良いですよ。事前の準備が案外重要なんです。

石長:転職活動の面接も近いところがありますよね。企業のことを調べて、御社に入りたいという気持ちに納得してもらえるような伝え方をしなければ選んでもらえない。婚活も一緒です。ただ来ました、という人よりも、

  • あなたのこういうところが良くて気になったから会いたいと思って来ました。

  • 今日お会いできるのを楽しみにしていました。

  • こういう話をしようと思っているんです。

と言ってもらえた方が嬉しくないですか?

辻岡:そうなんですよ。あとは、なによりも、笑顔で表情豊かに相手の話を聞けるかということが、何を話すかよりも大事なことだと思っています。男性は、興味を持って接してくる女性を嫌だと思うことは少ないですから。逆に、不愛想な反応しか示さないと、徐々に男性のテンションも下がってしまいます。

ーべ、勉強になります…!

極意④

一緒にいい時間をつくる意識!

相手に対する感謝の気持ちやポジティブな想いを積極的に伝える。

おまけ:「理想の相手と、いつまでも仲睦まじくいるために。」

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ー夫婦円満にいくために意識していることはありますか?

辻岡:お互いの嫌なことと、どのような生活を望んでいるかを知っておく、ということですかね。ストレスなく過ごせるように、2人で決めておくといいことは何か、理想を実現する手段はどういうものがあるのか、定期的に話し合っています。

たとえば、共働きの我が家はお金で時間が買えるなら外注してもいいよねというスタンス。料理はミールキット、ロボット掃除機やドラム式洗濯機を使うことで、家事にかかる時間やストレスをできる限り減らすようにしています。

休日の過ごし方も価値観が分かれますよね。旦那さんも私もお互いの時間は大切にしたいと思っているので、休日はお互いにそれぞれ好きなことをしたり、出掛けたり自由に過ごすことも多いです。でも土日のどちらかは夜ご飯を一緒に食べようねと約束をして、2人の時間を作っています。

石長:お互いの価値観のすり合わせは大切ですよね。 

私たち夫婦は、お互い心配をかけないような距離感を大事にしているかもしれません。

友達と飲みの約束で出かけたら、友達との写真を送ったり、 帰りの電車の時間を伝えたり。お互い聞くまでもなく連絡できているので安心できるところもあるかなと思っています。これもお互いの価値観ですよね。あまりにも突き放す人だと私が不安になっていたと思うので…。ここもフラットに話しながらすり合わせられているんだろうなと。

あとは、自分の所有物と思わないこと。 一度、ある人に「あまりにも相性がいいから、旦那さんのこと自分のものだと思ってる節があるよね」と言われて衝撃で…。

旦那さんは私のことってもうどんなわがまま言っても怒らないし、 なんでもいいよって言ってくれる。だけど旦那さんにももちろん嫌なことはある。そこにはアンテナを張って、優しさに甘えすぎず、お互いを尊重して都度話し合っていきたいですね。

極意⑤

相手に対する敬意を忘れず、お互いの理想を擦り合わせる時間を取ろう🤝

1人で考えるのは難しい。だったら、専門家に頼ろう。

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ーここまで、キャリアの専門家であり婚活のプロであるお二人に、「理想の相手と出会うためには?」を皮切りに、婚活における様々な極意をお話していただきました。最後に婚活でまさに悩んでいる女性の皆様に、メッセージをお願いします!

石長:パートナー選びは人生の満足度に大きな影響を与えると私は思っています。

パートナー選びも、仕事と同じで「相性」が大事です。相性の合わない相手と一緒にいると、普段の倍以上に消耗してしまいます。だからこそ、どんな相手となら自分らしくいられるか?はとことんこだわって考えていただきたいです。失敗要因も成功要因も過去にあるので、それらを紐解きながら進めてみてくださいね。あなたがあなたらしくいられる選択を応援しています!

辻岡:女性には妊娠適齢期もありますし、結婚・出産・育児をするならいつから?という観点も必要で、大変ですよね。だからこそ、早めに「どんな未来がいいのか?」を考えて、逆算して動けたら最高です。そしてこれらのライフイベントは、キャリアにも大きく影響を与えます。 こちら の記事でもお話ししていますが、女性こそキャリアは逆算的に考えてほしいです。

1人で考えるのが難しい時は、ぜひ私たちキャリアの専門家に頼ってください。

そして、婚活と転職活動に重なりがあるとお伝えしたように、キャリア支援のノウハウは婚活にも活かせます。私たちは仕事選びに止まらない「生き方」を幅広く支援するためにも、婚活支援サービスをひっそり準備中です。今後のお知らせを楽しみにしていてくださいね。

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