今回は、キャリアトレーナーの小出 篤（こいで あつし）をご紹介します。

大学で教員免許を取得するも教員にはならず、大学院進学して受験に失敗。就活をしていなかったため何をして良いか分からず、早期退職を繰り返した結果、社会人1年目が終わる頃にはすでに3社経験とキャリア迷子に。4社目で大手人材系会社にて法人営業として10年間勤務し、エンジニア派遣領域の法人部門の部門長を担当。自分が本当にやりたいキャリア支援の道を歩むために、ポジウィルに入社。

現在はポジウィルにて、キャリアトレーナーを担当しています。 そんな小出の仕事への想いを聞きました。

小出さんのライフテーマ（人生をかけて伝えたいこと）を教えてください。

私は、「きたれ！キャリア迷子」この言葉を掲げたいと思います。

世の中にキャリア迷子の人を1人でも減らしたい、全ての人が自分のキャリアに自信を持てる世の中を作りたいと思っています。

どんなお客様のどんな課題を解決したいですか？

ライフテーマにもあるように、絶賛・キャリア迷子の方ですかね。

どの職場でもなんだか噛み合わず、途中で燃料切れをしてしまい転職を繰り返しているジョブホッパーのような方。また、なんだかモヤモヤするけど転職できず、理由をつけてずっと1社にいてしまうという方も、キャリア迷子なのかなと。いずれにせよ、自分の意思でキャリアを選択し続けられている、と思えていない方は、みんなキャリア迷子だと思います。

そんな方々がなぜ立ち止まってしまうのか？を紐解きながら、キャリア選択の軸を見つけるお手伝いをさせていただきたいです。

なぜポジウィルでキャリアトレーナーを？

キャリア迷子の方をなくせると思うからですね。

ポジウィルのキャリアトレーニングは「生き方支援」という意味でのキャリア支援。「どんなキャリアを作りたいか」ではなく、「どう生きたいか」からキャリア設計をします。一時的なキャリア設計ではなく、ずっと続く人生をベースにキャリアを考えていくので、軸がぶれにくいんです。自分軸をしっかり定めた上で、自分らしいキャリアを描いていける。

だからこそ、自分で意図して「キャリアに迷わない状態」を作っていけるサービスなんです。ポジウィルにはそんな力がある。だから、私はポジウィルでキャリアトレーナーをしています。

これまでのキャリアにおける挫折経験を教えてください

かく言う私が、以前までキャリア迷子でした。今30代後半ですが、20代の頃は転職を繰り返して、なんと4社目まで経験しました。一番短い会社はたった2ヶ月…。ブラックな職場に耐えられなくて、すぐに辞めてしまったんです。

どうやってその挫折を乗り越えたのでしょうか？

とにかく自己分析と内省を繰り返しました。ようやく納得できる仕事を見つけられましたが、3年くらいかかりましたね。もちろん、人によって時間は違うと思います。もっと早く見つけられる人もいれば、もっと長く悩む人もいるでしょう。

3年もかけたくないなら、人に頼ることが必要です。自分だけでやるには限界があります。

どうしてもいつもの考え方から抜け出せないから。なぜ？と自分に問いかけたとしても、同じ答えしか出てこず、深まらないんです。これが、内省が進まない理由の1つです。

だから、第三者、特にキャリアのプロと一緒に進めることをおすすめします。プロは、どんな質問をすれば「本当は何に悩んでいるのか」「心の奥にある願いは何か」「本来の価値は何か」を引き出せるのかを知っています。だから、短い時間で自分自身の本質に迫れるんです。

また、本人のためであれば、耳の痛い厳しい話もしてくれるような人と、会話を重ねていくことが大切ですね。その選択肢の一つに、我々ポジウィルがなれると思っています。

キャリアのパーソナルトレーニングに対して感じている可能性は？

「どう生きたいか」から始まるキャリアのパーソナルトレーニングは、仕事だけに止まらない「生き方支援」です。だからこそ、支援の可能性は無限大。あらゆる人が生きやすくなり、望む未来を手に入れる支援ができると確信しています。

ここで、私がご支援した、あるご夫婦の事例を紹介させてください。

お二人は、たまたま同時期に私たちの無料体験に申し込んでくださって。別々に体験いただいて、同じ日に有料トレーニングをお申し込みいただきました。そして偶然にも、そのご夫婦どちらも、私が無料体験を担当させていただいたのです！

旦那様は責任感の強い方で、私から見ると「なんでこんなに頑張っているんだろう？」と不思議に思うくらい、なんでも頑張りすぎて、空回りしてしまっていました。トレーニングを通じて自分のモチベーションの源泉を見つめ直し、向かうべき正しい方向にエネルギーを集中させることができるようになりました。

奥様は、つい周りと比べてしまう癖がありました。頑張って成果を出しても「自分なんて…」と思ってしまう。褒められても「いや、あの人の方がすごいし…」と考えてしまう。この癖を和らげていくアプローチをとったことで、自分で自分を認められるようになっていきました。周りと比べずに仕事や育児ができるようになったことは、周囲の大切な人たちとの関係性に良い影響を与えてくれたそうです。

後から別々に、「お互いの判断は間違ってなかった」「そこから仕事だけでなく、人生が大きく変わった。やってよかった」と心からの言葉をいただけて、本当に嬉しかったです。

これは仕事という意味でも、生き方という意味でも、私たちがサポートできた事例だったのではないかと感じています。

最後に一言お願いします！

初対面の人にキャリアの相談をするというのは、緊張してしまうものだと思います。

ただ、私たちはプロなので、どんなお話でも、たとえまとまっていなくても、じっくり伺いますから、身構える必要は全くありません。

まずは1歩、ぜひ踏み出してみてください。お待ちしております。